暁 〜小説投稿サイト〜
社会人共がクトゥルフやった時のリプレイ
大神村の怪異
Part.4
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嬢様と同じ部屋で結構でございます」

「いえ、そうおっしゃられましても」

 女将さんは困っています。

「いいのよ、咲夜。察しましょう。多分部屋が狭いから2人も入らないのよ。大丈夫よ。私だってもう30過ぎたんだし、隣なだけで充分よ」

「そうですか、では大人しく引き下がります」

「ご理解感謝します。どうぞ右手側の通路をお進みください」

「わかったわ。とりあえず靴を脱いでスリッパに履き替えるわ」

「私もそうします。部屋に向かいましょう」

 ではあなたたちは普通に部屋に辿り着きました。部屋は全部で12部屋。左側と右側に6部屋ずつあります。部屋の扉の近くにはそれぞれ漢数字が振られています。左側が1から6、右側が7から12の部屋です。突き当りにはお風呂がありますね。男湯、女湯で別れています。混浴はないです。トイレは大浴場の入ってすぐのところにあります。

「それぞれ部屋に入りましょう」

「では少し別れましょうか。咲夜、あなたの部屋から調べてみて頂戴」

「了解しました。さてGM、私は3番の部屋に入りました。どんな部屋でございましょうか」

 8畳程度の畳の部屋です。真ん中に小さな机があり、部屋の隅には座布団が6枚置いてあります。部屋の隅には小さな暖炉があり、その上には蝋燭と湯飲み、それから茶葉の入った筒がいくつか置いてあります。暖炉の隣には薪が積み上げられており、向かい側には押入れがあります。

「押入れの中を確認します」

 中には1人分の敷布団と掛布団、それから枕など寝具が入っています。

「特に怪しそうな感じはないですね。押入れ以外に収納はありますか?」

 ありません。

「暖炉の中を覗き込んでみます」

 特に何も入っていないです。季節も季節ですからね、薪とかも一切入っていません。

「何もないみたいですね。では部屋全体に《目星》です」

 咲夜 《目星》45 → 82 失敗

 何にも見つかりません。

「また82ですか……ダメですね。大きな荷物は置いて最低限のものと貴重品だけ持ってお嬢様の部屋に行きましょう。……あれ? そういえば鍵はないんですか?」

 ありません。

「防犯対策がなっていませんね。色々心配なのですが……まぁ諦めましょう」

「じゃあ次は私ね。部屋は……咲夜の部屋と同じかしら?」

 はい。というか部屋は全部これですからもう説明しません。

「私も《目星》よ」

 レミリア《目星》25 → 90 失敗

「どうして私たちは《目星》に成功しないのかしらね」

「マックス80まで上げていても成功しないなんて……」

 2人ともまともに《目星》取りませんからね。

「私は取っていますよ?」

 それ
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