大神村の怪異
Part.4
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「なんていうか、言うほど古いもんに見えないっていうか、わざとらしいっつうんかな。あんたはどう思う?」
おっと、そんな風に訊きますか。ではその言葉を訊いた美濃は怪訝そうに顔を顰めます。
「そうですか?……すいません、私にはそうは見えなくて」
「《心理学》だ。《心理学》で美濃の反応の真意を探るぜ」
咏 《心理学》75 → 63 成功
一瞬ぎくりと、気が付かれちゃいけないことに気が付かれてしまったような反応をしたと思いました。
「ふーん、まぁいいか。そうかい。まぁ私は素人だからな、なんとなくそう思っただけだ。あんた作家なんだろ? だったらいろんな本を読んだことあるだろうし、あんたが言うなら違いないだろ。気にしないでくれ」
「そうですか……」
と言って美濃は視線を資料書に移しました。どうやら小説のネタになりそうなことがないかを探すのに戻ったみたいですね。
「邪魔したな。私は資料室から出る。これで私の行動を終わりにする」
はーい。じゃあ次は誰行きましょうか。
「じゃあ私と咲夜でいいかしら? みんな自分たちがどんな宿に泊まるのか知りたいでしょ?」
それじゃあレミリアと咲夜のシーン行きましょうか。
中央会館から少し歩いたところに、『大神旅館』と書いてある看板が掲げられている建物がありました。建物は中央会館と同じくらいの大きさの日本家屋です。
「《目星》がいらない程度に……は咏が掴んでいる情報になっちゃうわね」
「では《目星》ですね。《目星》を振ります」
咲夜 《目星》45 → 82 失敗
「申し訳ございません、お嬢様」
「しょうがないわね。重い腰を上げましょうか」
レミリア《目星》25 → 92 失敗
「私たちダイスの出目高いわね。普通に旅館の中に入りましょう」
「旅館の中はどうなっていますか。入り口付近からわかることを教えてください」
まず目に入るのは受け付け台です。そこには1人、若い女将さんが立っています。右側には靴入れになっていてスリッパも入っています。左側は廊下になっていてそのまま。
「女将さんはどんな方かしら?」
和服を着た20代の女性です。あととても美形です。具体的には《APP》16。
「今日のセッション美形だらけですね。GMの趣味ですか?」
あー……メタなんですけど、そういう設定のシナリオなんです。
「なるほど。とりあえず女将さんに声をかけましょう。こんにちは、ホラーツアー客のレミリア・スカーレットです」
「その従者の十六夜咲夜です」
「はい、伺っております。ではスカーレット様は2番のお部屋、十六夜様は3番のお部屋へどうぞ」
「む、私はお嬢様の従者です。お
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