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社会人共がクトゥルフやった時のリプレイ
大神村の怪異
Part.3
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に遊び半分でね。そしたら言ったことが全部的中しちゃっていたし、その後どうなったのかも占い通りになっちゃったのよ。そこからね、私が占い師になろうって決めたのは。私には兄も姉もいたからスカーレット家は安泰だったし、私は比較的自由に過ごせたからその道を歩もうと思ったのよ」

「そうだったんだな。丁寧に答えてくれてありがとう」

「いいのよ。テレビで話したことも数回あったから抵抗なんてないわ。さぁ、あとは何かないかしら?」

「じゃあ次は俺が行っていいかい? あなたは……夢幻の白夜さんだったかしら?」

「ああ。覚えていてくれて何よりだ。白夜で構わないよ。変な名前だしな」

「そう。なら私も……というかみんなファーストネームで結構よ。それで白夜さん、なにかしら?」

「十六夜さんだっけか? 彼女とは主従関係なのかい? 同い年に見えるんだけどさ」

「同い年……なのかしら? 私たち。と首を傾げつつ咲夜を見るわ」

「おそらくそう……かと、とお嬢様に返します。自信なさそうにです」

「え? なんだその反応は」

「実はね私も咲夜も、咲夜自身の歳が正確にわからないのよ」

「どういうことだいそりゃあ」

「私はその……幼いときの記憶がなくてですね。お嬢様に出会った時からの記憶しか、ないんです。ですから私が正確に何歳なのか、わからないんですよ」

「……聞いちゃいけないような話題だったか?」

「咲夜」

「私は大丈夫です。隠す必要はございませんし、むしろ言いふらしたいくらいなのです。……お嬢様はスラム街で死にかけていた私の命を救ってくれた、気高く優しいご令嬢なのだと」

「2人の世界に入っているところ悪いがその話、聞かせてくれないか? 余計興味が出てきた」

「私が説明してもよろしいでしょうか、お嬢様」

「勿論よ。私よりもあなたが話すべき内容だからね。ただあんまり煽てないでね、照れちゃうから」

「心に留めておきます。夢幻様、あなたのご質問には私が対応します。よろしいですか?」

「夢幻様って……まぁいいや。よろしいも何もそれしか選択しなさそうだし、いいぜ」

「ありがとうございます。こほん。私とお嬢様が出会ったのは25年前のことです。イギリスのスラム街で屍のようだった私をお嬢様は拾ってくれたのです。他の人たちが素通りし、お嬢様のそばで控えていた人たちに止められながらも、お嬢様は私を救ってくれたのです。こんな身寄りどころか記憶すらない私を、お嬢様はずっとそばに置くと、専属の侍女にすると仰って下さったのです」

「はぁ……それはまた」

「それ以来、私もお嬢様の期待に沿えるよう努力し、お嬢様の専属侍女として正式に認めていただき、こうして共に日本に来ました」

「あん? おいおい
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