大神村の怪異
Part.2
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わ」
はーい。占い結果は公開しません。……が。読者の皆さんには公開します。《心理学》も公開しますよ。
レミリア《芸術(占い)》80 → 45 成功
えっと、結果はこれだからっと……では、遊星がストップを宣言し、正位置に選んだそのカードは大アルカナの18番、『月』の正位置でした。
「『月』の正位置ね……と声に出しつつ、私はそのカードを見て顔をしかめるわ」
「おいおい、どうしたんだ?」
「なにかその……ダメだったか?」
「うーん……うん、これはちゃんと言うべきね。ただしちゃんとフォローも入れて明るくなるようにロールプレイよ。遊星さんが選んでくださった『月』の正位置。その意味はサイキックな現象、嘘、変化、不安、曖昧、そして不誠実、よ」
「え?」
「ふふっ、どうやらこのツアー、私の占いじゃあ、平穏なものになることはないようね」
「マジか……」
「でもね、占い師の私が言うのもなんだけど占いは所詮占いよ。必ずその運命が待っているとは限らないし、もしその運命が待ち受けていたとしてもそれを変えられるだけの力が私たち人間にはあるわ。占いというのはその運命に導くために、また変えるためにどう行動するのかを今後の私たちに考えさせるための所謂1つの道標。危険な場所には絶対に行かない、単独行動をせずに団体行動を心がける、他人と揉めるような行動を起こさない、などのトラブル防止策をほんの少しでも頭の片隅に置いておく、または再認識することによって回避することだって可能よ。だから、この占いの結果を鵜呑みにしないで、この結果が出たから気をつけるようにしよう、そういう考えで受け取ってほしいわ。という感じで私の自己紹介終わり」
「次は私ですね。……あれ、私窓側にいるんですけど、どうやって顔を出しましょう」
偶然にも今バスは信号待ちですから停まっていますよ。
「おやタイミングがいい。ではお嬢様の自己紹介から引き継ぐ形でシートベルトを外して軽く立ち上がって。信号待ちですから手短に済ますとしましょう。皆さま初めまして。レミリアお嬢様にお仕えしている侍女の十六夜咲夜というものです。今回はお嬢様のサポートのために参加させていただきました。よろしくお願いします。以上です。席に座り直します」
わかりました。信号も丁度変わりましたのでバスが発進します。
さて、咲夜の挨拶が終わったところでレミリアを除く全員、《目星》をどうぞ。
遊星 《目星》55 → 38 成功
咏 《目星》65 → 31 成功
白夜 《目星》25 → 30 失敗
それでは遊星と咏ちゃんは咲夜の首元に緑色の石のペンダントがあることに気が付きます。
「どんな石かわかるか?」
《博物学》に成功したら情報が出ます。
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