大神村の怪異
Part.2
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したわけじゃあないんだ。変に疑ったりしないで楽しもうぜ」
「まぁ、それもそうか」
「というわけで次は私ね。初めまして皆さん……おっと、サングラスしたままじゃ失礼ね。GM、私はサングラスを取り払ってにこりと笑うわ」
ええー……そうですね。遊星と咏ちゃんは《知識》ロールをどうぞ。咲夜は当然知っているから除外、白夜は自動成功とします。
遊星 《知識》80 → 81 失敗
咏 《知識》65 → 57 成功
「うお、失敗した。80パーセントあるのに」
では遊星は知りませんが、咏と白夜は彼女のことを知っていました。
サングラスの女性は稀代の占い師、レミリア・スカーレット。その的中率は他の占い師と一線を画すレベルの腕前で、4年前くらいからメディアにも頭角を現し、バラエティ番組にもよく出るくらいの人気タレントです。
「マジか、結構な有名人じゃないか。仕事のせいでテレビを見る余裕がなかったということにしよう」
「私は普通に驚いとくぜ。おいおい、まさか、あのレミリア・スカーレットか」
「その通りよ。私の名前はレミリア・スカーレット。知っている人もいるとは思うけど、占い業を営んでいるわ。あとたまにタレントとしてもテレビに出ているわね。細かいプロフィールは検索してみて頂戴ね。一応ホームページもあるから。私がこのツアーに参加したのはねぇ、ただ単純に面白そうだと思ったからよ。深い考えはないわ。有名人だからって緊張しなくていいから、気軽に話しかけてね。……あぁ、そうだ。うん、いいアイデアね」
「どうかしたんですか?」
「ここは親交を込めて、このツアーがどんなツアーになるのかを占ってみましょうか。GM、私は《芸術(占い)》を使用するわ。所持品にタロットカードがあるでしょ? それを取り出してワンカードオラクルの占いをするわ」
「う、占いだと?」
「うん、そうよ」
「へぇ、ところでワンカードオラクルってなんだ?」
「一番簡単な占いよ。シャッフルしたカードの束の中から適当に1枚選んでもらって、そのあとカードを反転させるかどうかを選んでもらう。その選んだカードが正位置逆位置で占うのよ」
「ああ……俺は2枚でやるやつしか知らないけど1枚でもできるんだな」
「ツーカードオラクルね。他にもいろんなやり方があるんだけど、今バスに乗っているし、ワンカードでいいかなってね。カードをシャッフルしている途中でストップって言ってもらって、その一番上のカードで占うわ。選んでもらうのは遊星さん、お願いできるかしら。これを機に、オカルトは面白いって思ってほしいのよ」
「ならやろう。断る理由がないし、せっかく振ってくれたんだ。応えるものだろう」
「ありがとう。じゃあ《芸術(占い)》でダイスを振る
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