暁 〜小説投稿サイト〜
社会人共がクトゥルフやった時のリプレイ
大神村の怪異
Part.2
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ないといけないこと全部ガイドさん喋ってますもん。あ、まだ挨拶は続きますよ。

「それから私より皆様に5つのご協力・ご理解のお願いがございます。1つ、時間厳守での行動をお願いします。1つ、車内は全面禁煙です。お煙草はご遠慮ください。1つ、走行中のシートベルトの着用をお願いいたします。1つ、貴重品は自己管理を、そして体調がもし優れないようでしたらすぐに申し上げてください。1つ、大神村は全域で携帯電話は圏外となっております。固定電話もございませんので、もしどこかに連絡が必要な場合は村に着く前に済ませていただくよう、よろしくお願いします」

「マジか。電波来てないのか」

 ちなみにこれは事前にパンフレットを見て確認済みの情報です。PLに言っていませんでしたけど、PCは全員このことを知っています。

「陸の孤島か。クローズド系シナリオの定番だな」

「さて、ここで皆様、親交を少しでも深めるべく軽い自己紹介と参りましょう。それでは前席に座っている皆さんから順番にお願いします」

 と内藤さんはあなた達に笑顔でお願いしてきます。

「あー、ここでPC全員が名前やらなんやらを知るのか」

「座り順はどうなっているのかしら?」

 バスの席は左列が1人掛け、右列が2人掛けとなっています。
 最前列左側に遊星、右側にレミリアと咲夜が、遊星の後ろに咏、レミリアの後ろに白夜が座っていますね。

「2人掛けなのに独占していていいのか?」

 ええ、人数も少ないですし、ほとんどの人が初対面ですしね。レミリアと咲夜は仲良く一緒に座っていますが。

「ふーん」

「PC順か。なら俺から自己紹介しよう。バスは当然運転中だな?」

 そうですね。ですから座ったままどうぞ。ただ顔が見えるように少し通路側に顔を出していただけると助かります。

「親交を深めるためだもんな。任せろ。じゃあ俺から挨拶をしよう。初めまして。俺は不動遊星、今年で43歳になった。公務員の仕事をしている。今回のツアーには気分転換のために参加させてもらった。オカルトとかホラーとか、仕事柄全く知識はないが、だからこそいい経験ができるんじゃないかと思っている。素人同然の身だが仲良くしてもらえると嬉しい。名前も下の名前で呼んでもらっていい。苗字だとまぁ、引っかかる人もいるだろうからな。以上だ」

「おーこいつやるねえ。誤魔化していたけど職業、年齢、ツアー参加の動機を全部言いやがった」

「これじゃあ続く私たちも同じ形式でやらざるを得ないわね。トップバッターがこんな丁寧な挨拶してきてくれたんですもの。まぁみんな疚しいことなんてないでしょうし、問題はないわよね。そうよね、咲夜」

「勿論でございます、お嬢様」

「だな。別に悪いことをするためにこのツアーに参加
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