第30話。変人と志貴と。
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アルには前にも話したとおもうがの、シッキーにも手伝って貰いたいんよ」
「手伝う?俺が?」
「おう。ロアが作った死者を如何にかしてもらいたんや」
「死者?」
「説明が面倒やから雰囲気で察せい」
困ったように苦笑いをし、分かったと答えるシッキー
「とりま、外に行こうや」
2人を連れて晋吾は時間帯的に人通りが少ない広場に移動した。
「シッキーほれ」
「おっとっ」
志貴に向けてなにかカードの様なものを投げつける。
「・・・・これは?」
「変身グッツよ」
いきなりドヤ顔でそんなこと言われても疑問しか生まれない。現にアルクェイドと志貴は首をかしげている。
「まぁ、かせい。使い方を教えるわ」
「あ・・うん」
じゃ渡すなと言いたかったが、ぐっと飲み込んだ志貴
カードを人差し指と中指で挟み、バッ!と勢いよく腕を水平に広げ、バッ!勢いよく顔の前にカードを垂直に持っていく。
「変・・・・身ッ!」
カードが光ったかと思うとヘッドギアに暗視スコープがくっついたようなヘンテコなメットをつけた晋吾がいた。
「かっ・・・かっけぇ」
「???」
ゴクリと固唾をのみ込む志貴。どうやら男の子としての感性は持ち合わせているようだ。
かたや、どこが?と言う言葉が出かかって飲み込んだアルクェイド。どうやら種族を超えて男女の感性とは相容れないものらしい。
「まぁ、こんな感じよ。ちなみに解除ってイメージしたら勝手にカードに戻るで」
カードに変身を解きながら話す晋吾。
「でも、どうしてそんなものを?」
最もな質問をするアル。待ってましたーな表情な晋吾。
「魔力伝達の優れた金属プレートに転移の魔術を利用した技術により、コンマ数秒での変身が可能!エーテルを練り込んで作ったヘッドギアとマイクロチップにより視覚情報をメモリーに記憶させて使用者が望む情報のみを映すことが(ry」
少々お待ちください。少々お待ちください。少々お待ちください。
「つまり、脳の負担を抑えて見たい対象のみの『死線』が見えるってこと?」
「まぁ、要約するとそうやな」
はじめからそう言って欲しかった志貴であった。
「しかしのぉ。ホムンクルスで得た結果をもとに作ってあるからの」
「え?」
すっごく不安になる志貴であった。
「ってことで実験しにいこか」
そして移動してきたのは8階建てのビルの上。なんでか?そりぁヘッドギアに暗視スコープつけた姿でうろついてたら捕まるがな
どうやって来たって?エレベーターと階段で普通に来たが?
「で?どうよシッキー?」
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