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こんなチートでもありですかい?そうですかい。
第30話。変人と志貴と。
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、可能性を信じないことだ。by昔の俺。」
「昔の?」
「なに、ちょっとした過去自慢よ。昔の・・・・な。」





また今夜会おうとアルと分かれた後午後の授業を受け、放課後、部室に向かう。

さて、シッキー用の装備を作るとするか。

「・・・・何を作っているんですか?」

桜ちゃんが怪しんで聞いてくる。

「何、ちょっとしたものよ」
「・・・・ちょっとしてモノには見えなんですけど」

コンセプトは視覚情報の制限です。一言、エーテルすげー。と、言っても流石に部室にはエーテルを持ち込まない

ノウハウはセブの実験にて貯えた。特に脳関係。ホムンクルスと人間でどこまで違うか分からんがな

とりあえずある程度完成させて、帰ったらシロちゃんと姉ちゃんにも手伝ってもらお

よくよく考えたら衛宮家合作品だな。シッキー、大切に扱わなかったら俺のエス○リボ○グが火噴くぞ?





そして夜になり、アルのマンションの前につくと、シッキーがいた。

「おっ、シッキーや」
「あっ・・・・」

驚いた顔をするシッキー。そして俺を見る目が睨んでる訳でもないのに怖い。何でや

「・・・・まだ、この町に居るのか?」
「居るのかって言葉は語弊やな。俺はこの町に来てるんや。」
「そうなんだ・・。どこから来てるんだ?」
「冬木市って知ってるかい?」
「・・・・ゴメン。しらない」
「まぁ、西の微田舎やからのぉ。関東もんには分からんか」
「え?西?」

目が点になってるシッキー。

「で?俺になんか用かの?・・いや、アルのマンション前に来たってことは、アルになんかあるんかい?」
「・・・・ネロが死んだのに、町の猟奇事件が終わらないんだ。」
「ほぉ、せやから吸血鬼であるアルのせいだと思ったってことか」

コクリと頷くシッキー。

「ロア。ちゃんとしたフルネームは忘れたが、他人の魂を勝手に使う、『こちら』的には重罪人よ」
「そいつが・・この事件の犯人・・・・」
「犯人とか、あいつには微妙な言い回しやな。俺からすると敵や」
「晋吾の・・アポストロスの敵・・・・」
「とりあえず、アルん家に上がらせてもらうかの」

後に、『神』を見ているシッキーの目を、良く見ておくべきだったと晋吾は後悔することになるのだが、後悔先に立たずとはこのことかな





アルにマンションのセキュリティを解除してもらい、二人で部屋に向かう。

「いっ・・いらっしゃい」

何故か身構えた様子のアル。なにを緊張してるやら。

「入口でシッキー拾ったわ」
「志貴?」

見えてなかったらしく、驚くアル。


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