おまえがちょうどいい
Part.4
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神ですか」
「てことは……あの神様が顕現しちゃうのこのシナリオ。かなりヤバいじゃない」
はいはいメタ推理はダメダメ。で、どうするんだいその像。壊すかい?
「うわGMが催促してきた。壊すって、そんな簡単に壊せるもんなのか?」
床に叩き付ければ壊れるだろうさ。そんな頑丈なもんでもないし。で、どうする?
「……今壊すのは早計よ。でもGMがこの像の扱いを訊いてきたってことは、シナリオの都合上かなり重要なポジションにあることはわかる。ここは持っていきましょう」
「ですね。私が持っていきます。鞄に仕舞います」
「さて、もう調べることもなさそうだな。家から出るか」
「そうね。で、これからどうするかだけど」
「事情や重要そうなアイテムも手に入ったことですし、シナリオ的にはそろそろクライマックスでしょう。やることは1つだけでしょう」
「賀川先生の亡霊との真っ向勝負、ね。GM、文の身の回りに起きている異変はどこで起こるのが多いかわかる?」
学校内……というか学校の敷地内以外で異変は起きていないねい。
「決定ね。みんな、学校に戻りましょう」
「だな。多分最終決戦の場所はそこだろう。時間はどうだ? 昼に出てきてすぐにここを突き止めたってことはそんなに時間は経っていないだろう?」
現在時刻は夕方の4時ちょっと過ぎだ。学校に戻ったら運動系の部活動で残っている生徒や図書室で勉強している生徒が残っていることだろう。
「よし、学校に戻ろう。賀川先生の亡霊が出てきたときに勝負だな。この像を投げつければいいのか、破壊すればいいのかはわからないが、対決中になにかしら見えてくるだろう」
「というわけでGM、私たちは学校に戻ります」
よしオーケー。いいねいいいねい、TRPGをやり慣れているやつらはこっちがやってほしいことをわかってくれて助かるねい。
「公式のシナリオだからほとんど一本道でわかりやすいだけよ」
「ですね。起承転結がくっきりしている分、自由度が低くて必然と次の行動が限られてしまったり。公式シナリオの特徴ですよね。GMには優しくて何よりですけど」
まぁ最初に言ったように2時間程度で終わるように作られているらしいしな。多少の単純化もまた味ってやつだろ。先に進めるよい?
おまえさんたちが学校の近くまで移動してきたとき、校舎を見つめている中年の女性と遭遇する。《アイデア》を振んな。
射命丸《アイデア》55 → 05 クリティカル
萩村 《アイデア》85 → 80 成功
遊星 《アイデア》65 → 06 成功
「クリティカル出ました! なにかありますか?」
じゃあ《SAN》を1回復させていいよ。
「女の人を見ただけで安心したとか、
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