おまえがちょうどいい
Part.4
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心理学》で行きます」
射命丸《心理学》50 → 45 成功
これで全員成功だねい。
じゃあこの日記とも形容しがたいノートを読んだおまえさんたちは、こうしてノートの文字と書いた主が会話と言えぬ会話をし続けてきたと思うことだろう。
このノートを描いた主……賀川先生は予坂梨世が自殺したという噂に強く心を痛め、罪悪感を抱いていた。ノートには謝罪の言葉がずっと書き綴られていたことから、ずっとずっとその自責の念を抱いていたことが伺える。
しかし、やがてその謝罪の内容はどうすれば罪を償うことができるのかという自問自答の嵐へと変わっていく。
――教師としてできることは、立派になった子供を彼女のもとに連れて行ってやることだけだ。出産の女神よ、私の願いをどうか……どうか……
書く力さえ失ったかのように、細く弱々しい字で、最後にこう書かれていた。……この狂気に満ちたノートを読んだおまえさんたち、《SAN》チェックの時間だぜ。1/1D3な。
射命丸《SAN》45 → 89 失敗
萩村 《SAN》43 → 33 成功
遊星 《SAN》52 → 88 失敗
「うへぇ(コロコロ)……1です。助かりました」
「(コロコロ)……2だ。地味に正気度が減っていくんだが」
「発狂してなきゃなんでも一緒よ。にしてもこれは大分精神をやられているわね。最終的に出た結論って、ぶっちゃけ予坂さんに似た子供を殺すって言うことでしょ?」
「ていうことは私、この事件解決しないと強制キャラロストですか。なんて理不尽な」
「とりあえず賀川先生の目的がはっきりした今、このノートはもう必要ないわね。ノートを閉じて元あった場所に戻すわ。次は石像を調べましょう。多分あとこれくらいしか調べるものはないでしょ」
「ですね。というわけで石像を調べます。どんな石像かわかりますか?」
高さ11センチの黒い石を削って作成された石像だ。素人目でもかなり古いものであることがわかる。女性の豊満な体をモデルとしているが、乳房が5つもあり、かなり異形なデザインをしている。
「悪趣味だな」
と、この石像を見た全員、《知識》《歴史》《考古学》で判定してくれ。
「「《知識》で判定します(する)」」
「私は《歴史》で判定してみるわ。《知識》の方が上だけど」
射命丸《知識》55 → 36 成功
萩村 《歴史》67 → 42 成功
遊星 《知識》55 → 93 失敗
知識のない遊星は悪趣味とバッサリ切り捨てちまったが、射命丸と萩村はこの像が意味することを知っていました。
5つある乳房は原始人にとっての多産の象徴であり、かつ地母神のイメージを形にしたものであるということを。
「なるほど……多産の地母
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