Part.3
[4/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の。
・クソ教師、呪われろ。
「この女子生徒Yってほぼ完全に予坂さんのことですよね。それで担任の先生が学校をやめたと……じゃあ卒業アルバムの先生は新しい先生ってことですね」
「でもそれ以上の詳しい内容はないわね。当時の先生か、生徒だった人たちに訊くしかなさそうよ」
「ですが当時の生徒なんて簡単に見つけられませんし、確か学校の先生って5年くらいしたら異動になるのでは?」
「事務員の人とか清掃業者の人とか食堂のおばちゃんとかなら16年前からずっと働いていてもおかしくないわ。もう行動できる時間もないだろうし、続きは放課後ね」
「だな。GM、俺たちは教室に戻る」
オッケー。特に何事もなく教室に戻った。時間を進めるよい?
5時間目の自習が終わって今度は6時間目。特に何事もなく授業は進んで現在放課後。時間は4時前だ。
「あ、GM。副担任の先生に16年前から働いている人がいないかを訊きたい」
副担任の先生は教壇の前で荷物を纏めているよ。職員室に戻る用意をしているんだろうねい。先生の周りには特に生徒とかはいないし、話しかけることは可能だろう。
「よし。じゃあ訊こう。先生、ちょっといいですか?」
「なんだね?」
で、どんな感じで訊くんだい? まさかストレートに聞くわけじゃあんめい?
「私が行きます。先生、実は今度の新聞でこの学校についての特集を組みたいと思っていて、遊星さんとスズちゃんに手伝ってもらっているんですよ。そこでですね、昔からこの学校で働いている人をご存じですか? インタビューをしたいんです」
「おお、それは次の新聞部の記事が楽しみだ。そうだなぁ。確か、スクールカウンセラーの宮城先生が昔から働いていたはずだ」
「スクールカウンセラーの宮城先生ですか。ありがとうございます。新聞、楽しみにしていてくださいね。というわけで宮城先生のところへ行きます」
「当然私もついていく」
「俺も行こう」
スクールカウンセラーは職員室の奥、カウンセリング室にいるよ。
「よし、じゃあ宮城先生に尋ねるわよ」
「ここは私が訊ねた方がいいでしょう。新聞部なの私だけですし。というわけでカウンセラー室の扉をノックします」
「どうぞー」と部屋の中から女性の声が聞こえる。
「じゃあ失礼しますと言って部屋に入ります。そして声をかけます。宮城先生、少々お時間よろしいでしょうか?」
それじゃあデスクについていた女性が立ちあがって笑顔でおまえたちを迎えてくれた。
「あらあら、どういたのかしら? まぁまぁ、そこに座って座って、ね?」
と言っておまえたちをソファに促す。彼女こそスクールカウンセラーの宮城和喜子先生。柔和な顔立ちが特徴的な40代のカウンセ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ