おまえがちょうどいい
Part.1
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あたしたちの母校のあの高校に通っているとしようか。
「俺たちの母校東京にないんだが」
細かいことは気にすんじゃないよい。(コロコロ)……さてと、んじゃまぁまずは遊星、おまえさんの導入から行くよ。
「なんだ今の1D6」
はっはっは、まぁシークレットダイスってやつさ。
遊星は今、学校から下校しバイト先に向かおうとしている最中だ。普段なら特に何をすることもなく普通に下校する遊星だが、今日は日直の仕事やら教室の掃除やら先生の手伝いやらで遅くなってしまって今はすっかり夕暮れ時。午後4時45分。
グラウンドから聞こえてくるスポーツ系の部活動に励む声を流しつつ、おまえさんは夕日が照らされオレンジ色に染まったタイル張りの廊下を1人で歩いている。周りには誰もいないよ。
「遅くなってしまったな。連絡はしておいたとはいえマスターには迷惑をかけてしまった。ちゃんと謝らないとな」
と思いつつ廊下を歩いていた遊星、《聞き耳》で振ってくれ。
遊星 《聞き耳》65 → 17 成功
遊星は自分が何者かに見られている気配を感じる。具体的にどんな感情が込められているのかはわからないが、それが好意的なものではないことはなんとなくわかる。
「気持ち悪いな、辺りを見渡す。GM、その視線はどこからきている?」
《目星》で判定ヨロ。
遊星 《目星》65 → 97 ファンブル
「うおっ、いきなりファンブルか!」
《目星》ファンブルかぁ……んじゃあ遊星はどこから視線が来ているのかわからなかったねい。辺りに人影はなく自分1人だけしかいないはずなのに確かに感じる視線は今もなお自分に向けられ続けている。一抹の不安と気持ち悪さを覚えた遊星は《SAN》チェックだ。
「く、ファンブルだから《SAN》チェックを入れてきたか」
遊星 《SAN》60 → 78 失敗
んじゃあ1点の《SAN》値減少だねい。まだまだ続くよ。
誰かに見られている恐ろしさを感じ取った遊星の鼻に微かな甘い香りが漂ってくる。そしてその後……
「おまえはダメだ……」
というどこか落胆したかのような呟きが小さく、おまえさんの背後から確かに聞こえた。それは大人の男性の声。そしてその声は遊星に心当たりがない。
「誰だ! と叫びつつ後ろを振り返って見る。誰かいるか?」
誰もいないよ。すぐ近くから聞こえたはずなのにおかしいねい? てなわけで、この奇妙な出来事に遭遇しちまった遊星は《SAN》チェックだ。1/1D4。
「連続《SAN》チェックか。ファンブルのせいだな」
遊星 《SAN》59 → 28 成功
「さっきの分と合わせてもビビった程度か。気味が悪いなと言いながら速足で歩こう」
とい
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