クロノスを喰らうもの
Part.11
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たちを傷つけるやつは許さないぞ! ダメージロールだ。来い!」
3D8 → 23
「ほとんど最大値だ! これは効いているだろう!」
めちゃくちゃ効いていますね。猟犬は怯んでいます。
「あたしも続くぜえ! 負けないよい! まずは洞察力判定だねい! (コロコロ)……63! 成功! 自動成功だ! ダメージロールだねい!」
3D8 → 11
猟犬の動きが鈍くなっているのがわかりますが、それでもその生命活動が止まる気配はありません。
「次は私です! 【禁縛の宝珠】を猟犬に向かって《投擲》します! 70パーセントです!」
咲夜 《投擲》70 → 27 成功
咲夜によって投げられた【禁縛の宝珠】は放物線を描いて宙を飛ぶ。そして、やがてそれは理子を襲う怪物のもとに向かっていき……怪物の身体に当たったその時。宝珠の中から光が溢れ、それはまるで鎖のように怪物を雁字搦めに縛り付けていきます。
怪物はなんとかして逃れようと苦しそうにもがいている様子ですが、それは叶うことはありません。一際強くその光が輝くと、次の瞬間には猟犬の姿はなく、時計の針のような赤いものが刻まれた宝珠だけが転がっていました。戦闘を終了します。発狂している皆さん、全員正気を取り戻してください。
「……猟犬は封印したのか。これで理子ちゃんを助けることは出来たな。ふぅ」
「はぁ……はぁ……、す、すまないねい、なんかひとりで突っ走ってた気がするよい……」
「落ち着きましたかおふたりとも」
「うかうかしていられないぞ。理人くんと理子くんも連れてとっとと逃げるぞ!」
「そうだねぇ。早くここから逃げるとしよう」
どっこい、そうはいきません。猟犬が封印されたのを見るや否や、加納と天狗衆があなたたちの周りを包囲してしまいました。
「くそ、囲まれたか」
「逃げ道がないねぇ……。ここまで、かなぁ……?」
「猟犬を封印してくださったこと、本当に感謝します。さて、祟道理子をこちらに渡してもらいましょうか? 一時とはいえ共闘したよしみです。……あなたたちとその少年の命は保証します。これは本当です。ですからおとなしく、祟道理子を渡しなさい」
「く……」
理子を渡さなければ間違いなく自分たちは殺され、理子を渡したとしても助かる見込みは薄い。そして何よりあなたたちは理子を加納たちに渡すつもりはなく、もはや万事休す、絶体絶命。前に進もうが後ろに引こうが待っているのは地獄。
ここまでなのか、いやなにか手はないか、様々なことを考えるあなた達。そんなあなたたちの前にある人物が進み出ます。それは、あなた達が助け出した理子です。彼女は何か、意を決したような顔つきで加納の前に出てきました。
「ふむ、自分から来てい
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