クロノスを喰らうもの
Part.10
[7/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
んなことはなかった。……私を幸せにしてくれるのはクロノス様だけ……クロノス様だけなんだ……!」
理子は頭を押さえ、苦しげな表情で、まるで自分に言い聞かせるようにそう口走ります。あとほんの少し、あと1つ、決定的なきっかけさえあれば、彼女を呼び戻すことができるでしょう。
「【ぬくもりハウス】だけではダメみたいですね。……やはりここで切り札を切らないといけないようです。次のラウンドが勝負ですね」
「次は私の行動だ。今の十六夜さんの《説得》で効果があるかもしれないからやってみよう。五芒星を取り囲んでいる彫刻らしきものを手に取って破壊する。破壊できなければ遠くに投げる」
おっと、そう動きますか。《アイデア》判定お願いします。
古美門《アイデア》75 → 10 成功
えー、古美門は今自分がやろうとしていたことがとても危険なことであったことに気が付きました。アーティファクトを破壊する、またはどこかに隠したまま理子が儀式を進めていた場合、儀式が正しく作用せずに暴走する可能性が高く、状況が悪化していたことでしょう。
「危ないな。GMからこうして忠告が来ただけでもいい収穫だったな。これで理子くんを《説得》すること以外にハッピーエンドに持ち込むことができないことが証明された。ただ私が《説得》しても逆効果になりそうだな。古美門だし」
古美門だったらどちらかと言えば《言いくるめ》になるのでは? 《説得》だったら効きそうですけど……でも新校舎でのやり取りからしてマイナス補正は掛けますかね。
「だろうな。というわけで行動終わりだ」
「ボクの行動だ。空鬼Bに《杖》で攻撃! 鬼味噌鬼味噌ぉ! まずは洞察力ロールだ(コロコロ)……94、成功! 自動成功だよね?」
はい。自動成功です。ダメージロールどうぞ。
1D6 → 4
まだ空鬼Bは健在です。次は空鬼2体で行動。執拗に咲夜と古美門を狙います。
空鬼A《鉤爪》?? → 13 成功
空鬼B《鉤爪》?? → 79 失敗
「また私の方が成功ですか! 《回避》します!」
咲夜 《回避》80 → 60 成功
「ふぅ。咲夜を意識して技能振って本当によかったです」
それでは3ラウンド目終了です。全員《目星》チェックでございます。
古美門《目星》25 → 01 クリティカル
勇儀 《目星》25 → 06 成功
咲夜 《目星》40 → 10 成功
遊星 《目星》48 → 35 成功
京楽 《目星》80 → 19 成功
理人 《目星》50 → 45 成功
「ぜ、全員成功……」
おっと、クリティカルが出ましたか。……出ちゃいましたかぁ……。
「GMが凄い悪い笑顔をしているぞ」
「こ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ