クロノスを喰らうもの
Part.10
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ロコロ)……5」
5番はですねぇ……フェティッシュですね。人でもモノでもなんでもいいです。何かに対して異常な執着をします。
「よし。これも軽い症状だ。しかもネタもある。ボクは今再び、あの空鬼Bの肉を求めて行動しよう。いいや! ボクはやっぱりアレの肉が食べたい! うおおーっ!」
「ダメだこいつ」
ということで第2ラウンド行きますよー。
「勇儀! おまえの拳銃をくれ! 俺はそれで攻撃する! 多分短剣で刺しても大したダメージを与えられないからな! 初期値だがマシだ!」
「……よし、わかった。あたしは遊星に銃を渡す。弾は5発だ」
「俺のラウンドはこれで終わりだ!」
「あたしだねい。徒手格闘に切り替える。申請していたメリケンサックを装備するよい。これであたしも行動終わりだ!」
「次は私です。理子ちゃんに対して《精神分析》です。さっきの理人くんの言葉に反応していたということは、かけられた洗脳を解く手がかりをこれで突き止められるかもしれません」
《精神分析》ですか……でも新校舎で情報与えちゃったばかりなんですよねぇ。どうしましょうか。
「GM、私のラウンドの処理もここでさせてくれ。十六夜さんの《精神分析》を私の《心理学》でフォローする。両方成功で情報を提供してくれ」
うーん……うん、いいでしょう。両方成功で情報を開示します。
咲夜 《精神分析》76 → 13 成功
古美門《心理学》65 → 51 成功
両方成功ですね。では咲夜と古美門は理子が洗脳によって抜け落ちてしまった記憶の内容が、【ぬくもりハウス】で過ごした楽しかった日々であることがわかります。
今の理子は【ぬくもりハウス】に逃げてくる前の両親からの理不尽な虐待と学校でのいじめの記憶を強く想起させられ、悲しみと憎しみに染まり、智代と叡史、そして【クロノス様】を除いたこの世の中の全てに絶望しています。そんな世の中を壊し、【クロノス様】をこの世界に導くことが正しいと信じ切ってしまっています。
しかし一方、自分は本当に何にも恵まれることはなかったのか、本当は何か、大切なものがあったのではないかという小さな疑問を胸に抱いています。
「……なるほどな。次の行動が決まったな、十六夜さん」
「ええ、決まりましたね。多分これが正しい解決方法でしょう。GM、私たちはこれで行動を終わります」
「ボクの行動だ。GM、確かさっき空鬼たちは古美門くんと咲夜ちゃんを攻撃したんだよね? ということは今、ボクたちに背中を晒していると考えていいかい?」
はい、それで結構です。
「よし。じゃあ《杖》で空鬼Bを殴るよ。背中を見せているってことは《回避》できないね?」
出来ませんね。
「よしよし。これしか
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