暁 〜小説投稿サイト〜
社会人共がクトゥルフやった時のリプレイ
クロノスを喰らうもの
Part.10
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理子に一番近いところにいる咲夜と古美門の2人です。Aは咲夜へ、Bは古美門に向ってその鉤爪を振るいます。面倒なので纏めて判定しちゃいますね。

 空鬼A《鉤爪》?? → 58 失敗
 空鬼B《鉤爪》?? → 64 失敗

 はい、両方とも失敗ですねぇ。
 続いてNPCたちの行動。といっても理子と智代は呪文を詠唱し続け、理人くんは理子に向かって「どうしちまったんだリコ!」「早く目を覚ませ!」と言っているだけですから次からすっ飛ばしますけどね。

「む? 次から?……GM、その理人くんは理子くんに話しかけているのだろう? 理子くんは反応しているか?」

 お、気付きましたか。ええ、反応しています。呪文を詠唱することこそ止めはしませんが、その表情に動揺の色が表れ始めています。

「ふむ……なるほどな」

 第2ラウンド……に向かう前にですねぇ。まずは遊星くんと京楽警部、一時的狂気から抜け出してください。1回戦闘を挟んで正気を取り戻したということにします。

「……はっ! 俺は一体!? なんで俺はあんな奴を食いたいなんて思っちまってたんだ!?」

「ボクもだよ……なんか気でも狂っていたのかな……」

「本当に狂っていましたよ」

 さてさて皆さん、《目星》判定です。強制チェックとなります。理人くんも判定しますよー。

 古美門《目星》25 → 53 失敗
 勇儀 《目星》25 → 43 失敗
 咲夜 《目星》40 → 70 失敗
 遊星 《目星》48 → 60 失敗
 京楽 《目星》80 → 23 成功
 理人 《目星》50 → 53 失敗

 成功者は京楽だけですか。チーム古美門はみんな《目星》が低いので救われましたね。
 皆さんはガラス張りになっている天井から差し込む光がどこかおかしいことに気が付きました。元から真っ白な綺麗な月光でしたが、その光は濃さを増し、まるで薄いヴェールのようにゆらゆらと、そして歪に屈折し、何度もあらゆる場所で見た、あの不可能図形を形成していく様を目撃します。そして《目星》に成功してしまった京楽警部。あなたの目に屈折した光の一部が飛び込みます。
 一瞬とはいえ白に包まれた京楽の視界。その白いヴェールの中に映し出された光景は、無数の星々と巨大な銀河。その間に存在する、我々人類には到底知りえない、理解することもできない不気味な深層の一部を垣間見るに留まりましたが、普通に、真っ当な人生を送って来たあなたにはその未知の真実を前に背筋が凍り付きます。
 京楽、1/1D3+1の《SAN》チェックです。

 京楽 《SAN》36 → 83 失敗

「ま、マズいかな。あと3点で不定の狂気入っちゃうよ(コロコロ)……あ、3だ。不定の狂気だよぉ」

 1D10どうぞ。

「(コ
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