暁 〜小説投稿サイト〜
社会人共がクトゥルフやった時のリプレイ
クロノスを喰らうもの
Part.9
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せんよ。神聖なる聖域に土足で踏み込んできた罪……その身で味わうのがよろしい」

 そう言うと智代はぶつぶつと何かを唱え始めます。《聞き耳》を振るまでもなく聞こえてくる彼女の言葉の数々、そしてそのリズムから、地下室で聞いたあの冒涜的な呪文であることがわかりますが、もはや探索者のあなたたちに成す術はありません。
 やがて彼女の目の前の空間が歪んでいき(コロコロ)……そこから2体の空鬼が出現しました。

「2体!?」

 探索者の皆さん、そしてついでに理人も、その醜悪なバケモノを直視したことにより《SAN》チェックです。そうですね。全員初めに直視した時に減少した《SAN》値が少なかったですし、0/1D5+2で判定していいですよ。理人くんは1/1D10+2ですけどね。あ、不定の狂気カウンターはリセットしてください。GMが許可します。

 古美門《SAN》52 → 30 成功
 勇儀 《SAN》54 → 71 失敗
 咲夜 《SAN》36 → 32 成功
 遊星 《SAN》39 → 74 失敗
 京楽 《SAN》42 → 45 失敗
 理人 《SAN》55 → 32 成功

「ち、戦闘技能持っているやつらが軒並み失敗か」

「《精神分析》持っている私が無事ですから……あ、でも《精神分析》って1時間くらいかかるんですよね?」

 今回は1ラウンド消費することで作用することを認めてあげます。

「助かるよい。(コロコロ)……4。あたしは無事だねい」

「(コロコロ)……あ、5だ」

「(コロコロ)……マズいかな。6」

 5点以上、減少した遊星くんと京楽警部。《アイデア》チェックです。

 遊星 《アイデア》70 → 21 成功
 京楽 《アイデア》70 → 16 成功

「やっほい、一時的発狂だ。初発狂だから《クトゥルフ神話》技能5パーセント獲得だねぇ」

「また俺発狂したのか」

 では発狂の種類を決定しましょうか。1D10をどうぞ。

「(コロコロ)……9」

「(コロコロ)……あ、ボクも9だ」

「珍しい」

 9番はですねぇ……異常食です。

「……なぁ、京楽」

「……なんだい、遊星くん」

「俺、実は思ったことがあるんだ」

「ああ、ボクもだよ。奇遇だねぇ」

「じゃあせーので思ったことを言おうか」

「いいよ。せーのっ――」

「「――空鬼を調理して食べよう!」」

「はぁっ!?」

「なに言ってんだいこいつら!?」

「よくよく考えたら空鬼の肉なんて滅多に食べられるものじゃない。ここは確実に仕留めて食べてみよう。案外いけるかもしれない!」

「咲夜ちゃん、《製作》に技能振っていたよね? じゃあさ、あの空鬼倒したら調理してく
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