暁 〜小説投稿サイト〜
社会人共がクトゥルフやった時のリプレイ
クロノスを喰らうもの
Part.6
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、突き当りの所には扉があります。

「土足で入る。手当たり次第だ。まず一番近いところにある部屋はなんだ?」

 入り口付近に【教室】と書かれたプレートがあります。ここは子供たちが普段勉強する教室のようです。

「全員で《聞き耳》だ」

 古美門《聞き耳》70 → 44 成功
 勇儀 《聞き耳》25 → 39 失敗
 咲夜 《聞き耳》40 → 19 成功
 遊星 《聞き耳》48 → 40 成功
 京楽 《聞き耳》75 → 75 成功

「初期値のあたし以外は全員成功だねい」

 特に何の音も聞こえないですね。人の気配もないです。

「よし、入るぞ」

 全員で入りますか?

「「「「「入るぞ(ります、るよ)」」」」」

 わかりました。

「教室には何がある? ダイスを振らない範囲で何があるか教えてくれ」

 教室には黒板、机、椅子があります。ですが様子がどこかおかしいです。
 教室の窓ガラスはところどころ破損しており、応急処置として申し訳程度に木の板を足りつけて穴を塞いでいるような状態です。それ以外にも教室のあちこちに破壊の跡が見られ、床にはうっすらと血痕が残っています。

「黒板には何か書かれているか?」

 教室の黒板には、白いチョークで書かれた授業の内容がそのまま消されず残っています。

「内容を見る」

 黒板には犯罪・貧困・紛争等現代社会の諸問題がつらつらと列挙され、最後にあらゆる問題の根幹は『真実を知らない矮小な人類が世界を支配していること』と書き締まっています。人間社会の枠組みの外には、人智で計り知ることの叶わない真の支配者達が潜んでおり、世界を真の支配者達にお返しして正しき政を敷くことこそ世界平和の実現を果たす唯一の方法である、と。
 そして、長々と書かれた文章の中央に、探索者達が旧校舎の地下で目撃したあの不可能図形が描かれていました……。

「またこの図形か……」

「まったく……本当に気分が悪くなるねぇ……」

 この図形を直視してしまった皆さん、1D3/1D6の《SAN》チェックです。地下室でこの図形を見た古美門と京楽は1/1D3の減少です。

 古美門《SAN》63 → 80 失敗
 勇儀 《SAN》60 → 05 クリティカル
 咲夜 《SAN》46 → 40 成功
 遊星 《SAN》50 → 56 失敗
 京楽 《SAN》52 → 84 失敗
 理人 《SAN》65 → 27 成功

 クリティカルを出した勇儀は1点の減少で勘弁します。

「(コロコロ)……2」

「(コロコロ)……2です」

「(コロコロ)……あ、6だ」

「(コロコロ)……1点」

 ちなみに理人くんは(コロコロ)……1点です。それでは
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