クロノスを喰らうもの
Part.6
[4/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
人しくしておきましょう。理人くん、こっちに」
「は、はい。十六夜さん」
「理人くん貴様! 十六夜さんは私のだ! 十六夜さんボクも構ってぇ!」
「はいはい、怖かったですね先生」
「まったく……」
さてはて、幸先悪い皆さん。2回目の《幸運》判定です。特にマイナス補正は掛けません。どうぞ。
古美門《幸運》65+10 → 69 成功
勇儀 《幸運》65 → 47 成功
咲夜 《幸運》50 → 71 失敗
遊星 《幸運》55 → 39 成功
京楽 《幸運》55 → 38 成功
理人 《幸運》65 → 21 成功
5人成功ですか。ではあなたたちは特に何もなく山道を進んでいきます。遠くから銃声が聞こえた気がしますが、まあ気のせいでしょう。
「運よく回避できたようだな」
では最後の《幸運》判定です。どうぞ。
古美門《幸運》65+10 → 41 成功
勇儀 《幸運》66 → 56 成功
咲夜 《幸運》50 → 34 成功
遊星 《幸運》55 → 61 失敗
京楽 《幸運》55 → 49 成功
理人 《幸運》65 → 87 失敗
4人成功ですね。では特にありません。
「ふぅ、無事に乗り切ったな」
「全員微妙な数値だから不安だったんだけどな」
まあまあ、それくらいが丁度いいくらいですよ。程よく緊迫感が出ますから。
えー、ではまたしばらく車を走らせると1つの建物が見えてきました。住人がいなくなって久しい寂れた廃村にそぐわない立派な建造物です。
「GM、その建物は作られてまだ新しい感じか?」
はい。まだ綺麗ですね。ちなみにもう夕方の4時です。地平線に落ちかけている陽の光が、建物を怪しく照らしています。
「ここみたいだねぇ」
「みんな着いたぞ、と少し離れたところに車を停める。そして降りよう」
「GM、校舎は今どんな状態だ? ダイスを振らない程度でわかることを教えてくれ」
新校舎は学校というよりもグループホームを思わせるような作りです。【ぬくもりハウス】のような養護施設みたいな感じですね。子供たちが共同生活を送る施設と学校とが合わさってひとつの巨大な施設となっています。
そんな校舎は四方が鉄製の柵で覆われており、乗り上げて侵入することはほとんど不可能です。どうしてもそうやって侵入したい場合は私を納得させてください。普通に中に入るには一箇所しかない正門を通らないといけませんが、2人の警備員が周囲を見張っています。
「警備員がいるのかい。どうかして見つからずに入ることは出来ないかい?」
辺りには遮蔽物も少なく、身を隠しつつ忍び込むのは非常に難しいことでしょう。
あ、そうですそうです。今警備
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ