クロノスを喰らうもの
Part.3
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セントのマイナス修正をプレゼントします。
「なにっ!?」
「おい、これは容易に占いさせられないぞ。結果次第では何か有利になるかもしれないが、失敗したらバッステ付与とか危険すぎる」
「古美門はとりあえずそのままにしていてくれ。よし。次は私をお願いしようかねい。理子ちゃん、知っての通りあたしは目つきが悪い。こうしてサングラスをしているんだがどうも効果がないようなんで困っているんだよねい。何かいいアドバイスはないかい?」
「(コロコロ)……そうですね。そのままの、ありのままの貴女でよろしいでしょう。自分のことを理解してもらおうと努力をすることは素晴らしいですが、そのままの自然体での貴女が一番です」
「そうか。そいつは嬉しいねい。わかったよ。そうしよう」
勇儀には特に何もありません。
「当たりだったのか? まあいい。次は私だ。理子くん。私は買い物を迷っているんだ。新しい別荘を買うか、それとも無人島を買うか。どっちを買えばいいと思う?」
「流石金持ちだ」
「(コロコロ)どっちも買うのがよろしいでしょう。思い立ったが吉日です。今日どちらも買えばいいことが起るでしょう」
古美門は今日中に別荘と無人島を購入すれば、明日の《幸運》に10パーセントのプラス補正をプレゼントします。
「よし。今日中に買うとしよう。ちなみに別荘と無人島合計でいくらだ」
えっとですねー(コロコロ)……9200万ですね。
「買った!」
「最後は私ですね。理子ちゃん、私はこの写真の少年を探しているのです。私はこの少年に今日見つけることは出来ますか? と言いつつ懐から【ぬくもりハウス】で借りた写真を理子ちゃんに見せます。勿論人差し指で理人くんを差しつつ、隣に写る理子ちゃんの姿は写真を折って隠します」
「この少年……ですか?」
理子は写真の中の幼い頃の理人を見たとき、僅かですが無表情を崩しました。しかし、次の瞬間には元の鉄仮面に戻ってしまいました。
「(コロコロ)……はい。大丈夫です。きっとその少年と出会うことは出来るでしょう」
「でしょうね。もう知り合っていますし。ですが、これはいい情報を手に入れました」
「咲夜、ナイスロールプレイだ」
「よし、じゃあこれ以上ここに居る必要はないな。退散しよう」
ではあなたたちがそう思った時、支配人である叡史が話しかけてきます。
「失礼ですがお客様方。そろそろお時間ですので」
「ああ、わかったよ。理子くん、今日はありがとう。またお願いするよ」
「あたしも感謝するよ。ありがとうな」
「ではまた会いましょうね、理子ちゃん」
「今日は言われた通り家でゆっくりするとしよう。失礼する」
ではあなたたちは御代を払っ
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