クロノスを喰らうもの
Part.3
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「というか今、理子って言ったな。ということはこの子が理子ちゃんで間違いなさそうだな」
「でも様子が明らかにおかしいねい……。GM、今の理子ちゃんはどんな状態だい? 目に見えて分かる情報だけでいいから教えてほしい」
【ヴェールの少女】は茫然自失の状態……まるで何かに操られているかのような、生気のない表情をしています。
「これはヤバいねい。GM、《心理学》で彼女を探るよ」
「私も振ろう」
わかりました。《心理学》の結果は公表しません。
古美門《心理学》65 → ??
勇儀 《心理学》45 → ??
古美門も勇儀も彼女から何の感情も読み取ることができませんでした。
「これは成功したのか失敗したのか、ちょっとわからないねい……」
「GM、《精神分析》を試みます」
咲夜 《精神分析》76 → 72 成功
では咲夜は、【ヴェールの少女】が誰かのマインドコントロールを受け、洗脳状態に陥ってしまっていることに気付きます。対処手段は現状思い当たりません。
「GM、今叡史さんはどこにいますか?」
【ヴェールの少女】の隣に立っています。
「下手なことは出来ませんね。武器を持っていることも知られてしまいましたからなおさら」
「ロールプレイと《言いくるめ》《説得》で対処する。ここは占いを受けに来た客として接しよう。噂通りの素晴らしい占い技術だ。支配人、この2人の武器に関しては目を瞑ってくれないか? 2人とも私のボディガードなんだ。これでも私の命を狙う輩が多いものですからね困ったことに。と《言いくるめ》る」
古美門《言いくるめ》80 → 36 成功
「ふむ、いいでしょう。時々お客様の中には、そういったものを持ち込む方もいますから心得ています」
「すまないねい。これでも性分なもんでさ」
「主の身を護るのもメイドの務めですゆえ」
「俺から最初に占ってもらおうか。君はもう知っていると思うが、俺は不動遊星だ。だけど俺は君の名前を知らない。名前を教えてくれないか?」
「そういえばまだGMは【ヴェールの少女】としか言ってませんでしたね」
「……理子。祟道理子です」
「よし確認完了だ。あとは占いをしてもらうだけだな」
占い内容は1人につき1回でお願いします。
「1回か。そうだな……じゃあ理子ちゃん、定番かもしれないが、今日の俺の運勢を占ってほしい。最近運がないような気がするから心配なんだ」
「今日の貴方の運勢ですか(コロコロ)……残念ですが、今日の貴方の運勢はあまり良くないでしょう。外に出ず、家の中で静かに過ごすことをお勧めします」
遊星、この占い結果を聞いたことによって今日1日、《幸運》で判定を行う場合10パー
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