クロノスを喰らうもの
Part.3
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り下げられ、ザ・占い屋のような妖しげな雰囲気を醸し出しています。
直線状の通路の両脇には幾つもの個室が並んでおり、その突き当たりに一際分厚いヴェールで覆われた一室があります。
室内には過剰なほどのお香とアロマキャンドルが焚かれており、人によっては気持ち悪さを覚えるほど甘ったるい匂いの空気が漂っています。さて皆さんにはここで《聞き耳》を振っていただきます。強制チェックです。
古美門《聞き耳》75 → 60 成功
勇儀 《聞き耳》25 → 22 成功
咲夜 《聞き耳》40 → 63 失敗
遊星 《聞き耳》48 → 23 成功
「お、初期値で成功した」
成功した皆さんは、この甘い匂いの中に、何かが腐ったような悪臭が混じっていることに気が付きました。成功者の皆さんは《CON》×5の値で判定してください。
古美門《CON》18×5 → 52 成功
勇儀 《CON》13×5 → 67 失敗
遊星 《CON》10×5 → 60 失敗
失敗した勇儀と遊星はこの甘い匂いと悪臭にやられ、気分が悪くなると同時に底知れない恐怖による悪寒が身体中を支配し始めます。鳥肌が立ち、どこか感じる殺気のような冷たさに小さく震える。
勇儀と遊星、0/1の《SAN》チェックです。
勇儀 《SAN》65 → 83 失敗
遊星 《SAN》55 → 87 失敗
「……みんな、なにか変な匂いしないか?」
「……ああ。少し気持ちが悪くなっちまったねい……」
「ははははは情けないな2人とも。私は何ともないぞ。だが確かに、これは酷い臭いが混じっているな」
「え? そうですか? 確かに甘い香りはする気がしますが」
えーあなたたちがそんな空間に辿り着きますと、1人の店員が現れます。手にはカタログらしきものを持っていますね。
「いらっしゃいませ。新規のお客様方ですね? 御所望の占い師の方はいらっしゃいますか?」
「ふむ……。…………。一番人気のある占い師を頼もうか。なんでも凄い女の子がいるそうじゃないか」
「……!」
「ふっ、そういうことか。これでもしかしたら会えるかもしれないということか」
(大当たりだよ)では少女の単語を聞いた店員は「少々お待ちくださいませ」と言うと、店の奥へ早走りで駆けていきました。そして数秒後、ダンディな雰囲気の、黒服を着た大柄の男性がやってきました。
「初めまして、名探偵の古美門研介様。そしてお仲間の皆さん。私がこの【ノーヴルヴェール】の支配人、祟道叡史です」
「この人が祟道叡史さんですか。GM、この人に対して《目星》」
「俺も振ろう」
咲夜 《目星》40 → 93 失敗
遊星 《目星》48 → 06 成功
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