クロノスを喰らうもの
Part.3
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M、俺はプロのドライバーだ。《ナビゲート》で判定させてくれ。成功したら通常よりも早い時間で目的地に着かせてほしい」
ああ、いいですよ。
遊星 《ナビゲート》80 → 51 成功
では本来1時間かかる距離でしたが、地理に詳しい遊星の運転により、40分で到着することに成功しました。
都内最大級の買い物の街、銀座。その路地裏。ゴミ箱やらなんやら数多くの障害物が沢山ある薄暗い通り道の一角に、【ノーヴルヴェール】はひっそりと佇んでいました。
さてはて、ここで皆さん。《幸運》をどうぞ。
古美門《幸運》65 → 01 クリティカル
勇儀 《幸運》65 → 60 成功
咲夜 《幸運》50 → 34 成功
遊星 《幸運》55 → 87 失敗
「あ、俺だけ失敗。これはマズいか?」
いえ、1人でも成功していただければよかったので大丈夫です。というか古美門はクリティカルですか(だったらちょっと絡み方と与える情報を変えた方が良さそうかな。そうだな……よし)。
「ふっ、私のダイス運を舐めてもらっては困るな。で? 何が起きる?」
ではあなたたちが【ノーヴルヴェール】の店前に来たとき、あなたたちの前にありとあらゆる障害物を、まるで平地を歩くように軽々と乗り越え、1人の女性が現れる。
「おおっとこんなところでお会いするとは、奇遇ですねえ古美門先生。そしていつもの皆さん」
古美門がクリティカルを出してくれたので、この人物はあなたたち全員と面識があります。
彼女は悪名高きフリーのパパラッチ、ペンネーム『飛田飛龍』。恵まれた身体能力とパンクールを悪用して、壁越え塀越え不法侵入まがいの潜入を繰り返すプロの情報屋です。
「ああ、だったら私と知り合いでもおかしくないな。おっと、これはこれは飛龍くんじゃないか」
「どうしてこのようなところに? 飛龍さん」
「いやぁ、こっちはこっちで面白い情報を掴みましてね? 今回はその調査のためにここにちょっと、ね?」
そう言って【ノーヴルヴェール】をちらりと見ます。
「情報だと? おい飛龍。おまえの掴んでいる情報ってなんだい? 教えてほしいねい」
「いやいや星熊さん。こちとら商売ですからねぇ。タダで渡すわけにはいきませんなぁ。ねぇ? 古美門先生?」
「オーケー。金を30万飛龍に渡す。ほら飛龍くん、どうだ? これだと足りないか?」
「ふんふむ……はい毎度あり! では私が掴んでいる情報をお渡ししましょう!」
ということで古美門一派は、奥多摩の男児自殺事件で死亡した男子児童が【クロノスの光】に通う学生で、死ぬ直前に出かけた先がその学校だった、という情報を教えてもらいます。
さらにこの占いの館はどうも奇妙なカルトと繋がっ
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