クロノスを喰らうもの
Part.2
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すぎだろう!」
「いや原作遊星の恰好をしている上に白衣着ているおまえもなかなかに濃ゆいぞ」
「というか勇儀さん、あなたはサングラスかけているのですか?」
「目つきが悪いからな。誤魔化しているんだ」
「悪化しているような気がするがまあいい。私たちはこのまま堂々と施設に向かおうではないか」
ではそんな怪しさ満点のあなたたちが施設に向かって歩いていますと、子供たちと遊んでいたひとりの施設の職員女性が話しかけてきます。あなたたちが確認できる限りでは一番年を取っている印象の女性です。と言っても30代前半くらいの見た目ですが。
「えっと。あなたたちは……」
「おっと失礼。我々はこういうものです。名刺を胸ポケットから取り出して職員女性に渡す。GM、私の《信用》は80ある」
はい。存じ上げています。
「つまり私は世間に知られている探偵であり、そこそこの知名度を持っているということだ。《信用》に成功したら職員からのある程度の信用を獲得させてくれ。加えて《APP》ロールだ。《APP》15のイケメン力はフルに活用しないとな」
許可します。《信用》と《APP》でどうぞ。判定結果次第で女性職員の態度が変わります。
古美門《信用》80 → 32 成功
古美門《APP》75 → 60 成功
「探偵……ああっ、あの古美門研介ですか!? 名探偵の!?」
「私のことをご存知とはあなたは男を見る目があるようだ。どうもはじめまして、私が探偵の古美門研介です」←APP15イケメンスマイル
「本物だ……。あ、ではそちらの方たちは……」
「用心棒だ」
「メイドです」
「答えになっていそうでなっていないような気がしますがいいです。そ、それで、あの名探偵がどうしてこのようなところに?」
「よし。両方成功で脈絡するのに手古摺らずに済んだな。十六夜さん、写真を」
「はい。理人くんの写真を表示してスマホを先生に渡します」
「スマホを受け取りつつ職員と話を続ける。私たちはとある人間を探しています。と、そうです。この少年に見覚えはありませんか? と写真を職員に見せる」
「んー(コロコロ)……ん!? も、もしかして理人くんですか!? 秋口理人くん!?」
「ご存知でしたか」
「ええ。私がここに来たときに丁度入ってきた男の子ですから、よく覚えていますよ。顔もあんまり変わっていませんし、この特徴的なツンツン頭……ふふ、あのときといっしょだ」
「最近、理人くんから連絡は来ませんでしたか?」
「ええ。何か月か前に1回だけ電話がありましたね。……あの、理人くんの身に何かあったのですか?」
「いえ彼の身にはなにも。ただ彼が私を雇った依頼人でしてね。リコ、という少女を探
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