第40話:哀れな蜘蛛
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ん、間違いないだろうね」
「なら、わざわざ罠と分かり切ってるのを素直に普通に行く必要はねえよな?」
「え?大輔君、行かないの?」
タケルは大輔なら例の女を叩き潰すために向かうと思っていたのだが。
「いや、行くぞ?ただ、挨拶に普通より気合い入れるだけだ。賢、ヒカリちゃん。まずはデジクロス」
「…何か展開が読めてきたな」
「うん…」
でもテイルモンとワームモンを進化させ、デジクロスさせる。
「人ん家に入るには挨拶が必要だよな。」
「え?ええ、まあ…」
伊織が疑問符を浮かべながら頷くとパイルドラモンHMの生体砲にエネルギーが充填されていく。
「ま、まさか…」
引き攣り笑いを浮かべ始めるタケルを無視してギガハウスへと向けられる生体砲。
「ちょ、ちょっと…!?」
「ごめん下さーーーいっ!!!!」
エネルギー波が扉を吹き飛ばし、そして潜んでいた昆虫型デジモン達を気絶させた。
「これってどう見ても…」
「キリハさんの影響よね…」
「馬鹿ー!!いきなり何ぶっ放してのよーっ!!」
「敵に居場所がバレたりしたらどうするんですか!?」
幼なじみの暴挙を止めようと、大輔にしがみつく京と伊織。
「だああもう!!鬱陶しいから止めろ!凸と栗頭!!大丈夫だよ、俺達をわざわざこんな場所に誘うくらいだ。とっくの昔に俺達の居場所は知られてるだろうよ。そして何かの罠が張られている可能性もあるから、その罠の可能性ごとそいつを吹っ飛ばすしてやるんだよ、このギガハウスごとな!!!」
【何ですとー!?】
ヒカリと賢を除いた全員の叫びがギガハウス中に響き渡る。
「2発目、発射っ!!」
「デスペラードブラスター!!!」
【わああああ!!?】
再び放たれたエネルギー波。
大輔は発言通り、ギガハウスごと女を吹っ飛ばすかのようにエネルギー波が放たれていく。
途中で女の叫びが聞こえても構わずにエネルギー波を発射、更に蛙が潰れたような声が聞こえても構わずに発射。
発射…発射発射発射発射発射発射発射発射発射発射発射発射発射発射発射発射発射発射発射発射発射発射発射発射発射発射発射発射発射発射!!!!!!
10分間、エネルギー波を乱射し続けた結果。
「あ…女の人発見」
パタモンが大の字で、真っ黒焦げになって、うつ伏せで倒れている女を発見した。
「よしよし、これで女を捕まえられるな」
「最近大輔が怖い」
「まあ、でも戦術的には間違ってないからいいんじゃないですか?」
「簡単に引きずりおろせたから結果オーライってことにしませんか?」
ヒカリと賢は大輔のフォローをしながら無様な女を見遣る。
「う…ぐ
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