第40話:哀れな蜘蛛
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デジモンカイザーの要塞を破壊し、そして一同はデジクロスについて話し合っていた。
どうやら自分達の場合、相性が良くないデジモンは強化パーツに近い状態になるが、デジモンのデータの相性が良い場合は完全に融合して通常デジクロスよりも強力な力を引き出せるらしい。
因みにテイルモンとアクィラモンのデジクロスをテイルモンをベースにした場合は超進化の足りないエネルギーをアクィラモンが補う形になったのか超進化版の個体よりも強力なエンジェウーモンが誕生し、エンジェモンとアンキロモンの場合も同じ作用が起きているのか、より強力なホーリーエンジェモンが誕生したのである。
これにはパタモンとテイルモンは歓喜した。
デジタルワールドに紋章を解き放ち、滅多になれないと思っていたエンジェウーモンとホーリーエンジェモンの進化をアクィラモンとアンキロモンとデジクロスの力を借りてとは言え進化出来るようになったのだ。
特にエンジェウーモンもホーリーエンジェモンも暗黒系には相当強いデジモンだ。
状況に合わせてベースとなるデジモンを切り替えていけば、様々な状況に対応出来るだろう。
「んで、デジクロスでベースになるデジモンを切り替えていけば、パワーやスピード、相手の属性に合わせて戦えばかなり有利に戦えるな。」
「ああ、シャッコウモンはエネルギー系の攻撃を吸収、無力化出来る。これはかなり便利な能力だ。」
「シルフィーモンはエンジェウーモンみたいに聖なる力は持たないけど格闘能力やスピードはエンジェウーモンより上ね」
「デジクロスで状況に応じて戦えるようになったから今までより有利に戦えるようになったね」
今まで完全体に進化出来ないと言う不安がデジクロスのおかげで解消されたため、タケルも表情に余裕が現れていた。
因みにデジクロス完全体のパワーの確認はダークタワーで試しているから問題ない。
伊織の次に不信感を露わにしていたタケルも賢が選ばれし子供のメンバーのNo.2としてデジタルワールドに貢献したのを間近で見た為か、今では賢のことをそれなりに信用するようになってきた。
「じゃあ、今日はこの辺で。解散。」
そして子供達のD-ターミナルにあの謎の女からのメールが届いたのは、それから数日経った時であった。
“私に会いたいのなら、ギガハウスにいらっしゃい”
挑戦的なメールを受け、大輔達は例のギガハウスに向かったのである。
「でかいな」
「おう、でかい」
大輔とブイモンが思わず呟く。
ギガハウスの名に恥じないサイズだ。
このサイズではキメラモンやムゲンドラモン、ミレニアモンすら猫みたいな物だろう。
「なあ、賢」
「ん?何だい?」
「これってどう考えても罠だよな?」
「う
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