第七千五百十九話 とにかく寒いので
[8]前話 [2]次話
第七千五百十九話 とにかく寒いので
ロシアは各国に笑顔で言いました。
「若しカロリーないと凍死だよ」
「笑顔で怖いこと言うな」
「だから若しシベリア送りになったら最高だよ」
引いているフランスにも笑顔のロシアです。
「レーションなしは当然だからね」
「だから生きて帰れないんだな」
「そうなんだ、とにかく僕は寒いからね」
「冬将軍が凄いからな」
「甲子園のマモノやケンタッキーのおじさん並に働いてくれるよ」
それも暗黒時代並にです。
「だからなんだ」
「レーションもカロリ―高めか」
「もう外にいるだけでどんどんカロリーが減っていくから」
それがロシアです。
「だからなんだ」
「もう無理にでも糖分摂らせてか」
「カロリーを補給してもらうんだ」
「厳しい現実があるんだな」
「うん、あえて思いきり甘くしているんだ」
「生きる為ってことだな」
フランスもこのことがわかりました、ロシアノレーションの圧倒的な甘さにはしっかりした理由があったのです。
第七千五百十九話 完
2019・1・13
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ