暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2286話
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、ガンキャノンの整備は後回しになったという事だろう。
 勿論戦闘をしていないとはいえ、ホワイトベースの上を歩き回ったりといった事はしたのだから、相応に部品が摩耗している可能性はある。
 そもそも、ガンダムを始めとしてホワイトベースにあるMSは連邦軍にとっても最高機密と呼ぶべき存在で、どのくらい動けば部品がどの程度摩耗するのかといったことを確認するのも、連邦軍にとっては非常に重要な事だった。
 ……それでも、やはり実際に戦闘に参加したアムロのガンダムやカイのガンキャノンの方をしっかりと調べる方が優先されるのだろう。
 なので、俺はメカニックの1人にガンキャノンを任せたとだけ言い、パイロットスーツから普通の服に着替える。
 ちなみにアムロやカイ、ハヤト……それ以外の面々も基本的には連邦軍の軍服を着ているが、俺とメリルだけは未だに私服のままだ。
 まぁ、連邦軍の軍服を着ればいいのかもしれないが。あくまでも俺とメリルは月の人間だという事になっている。……いや、正真正銘メリルは月の人間だが。
 その為、俺達が連邦軍の軍服を着るというのは、色々と不味いのだ。
 ジオン軍の襲撃が行われる前に、色々と買い物をしたが、その中には服やら下着やらもあり、そういう意味では俺もメリルも着る物に困るといった事はない。

「さて、そうなると……まずはメリルからか」

 特に何かがある訳でもないが、これから月に向かうのだ。
 だからこそ、メリルと前もって話しておくべき事が幾つかあった。
 それと、先程戦闘でメリルがどんな風に感じたのかといったのを聞きたいという思いもあったし。
 そんな風に考えつつ、俺は着替え終わるとホワイトベースの中を適当に歩く。
 すると、途中で避難民達が心の底から嬉しそうにしている様子を見ることになる。
 先程のブライトの通信が、その原因だろう。
 そして元気すぎるというか何というか……俺の視線の先では、メリルに言い寄っている若い男の姿があった。
 とはいえ、それはメリルを口説いているのではなく、感謝の言葉を口にしているだけのようだが。
 とはいえ、男の中にこの機会にメリルと仲良くなれればという気持ちもあるのは間違いない。
 当然メリルも男に言い寄られるのは慣れている為か、困ったようにその男の方を見ている。
 と、その視線が不意に上げられ、俺の方に向けられる。
 助かったといった表情を一瞬浮かべ、すぐにその男に対して短く何かを言うと、メリルは俺のいる方に向かって歩いてくる。
 男の方は残念そうな顔をしたが、それでも後を追ってくるような真似をしないのは、褒めてもいい。
 ナンパ……いや、この場合は正確には違うのかもしれないが、ともあれ相手が嫌がって逃げたのを追うというのは、最悪の選択肢だ。
 勿論、中には相手に追ってき
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