第16話:奇跡を起こせ
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ス!!デジクロス!!デジクロス!!デジクロス!!」
デジクロスを繰り返して現れたのは、大輔達がやっとの思いで倒したキメラモンと、3年前に太一達が倒したムゲンドラモンであった。
「キ、キメラモン!?」
「ムゲンドラモン!?」
賢とヒカリが目を見開いてキメラモンとムゲンドラモンを見つめるが…。
「キメラモン!!ムゲンドラモン!!」
「お、おい…まさか…」
「強制デジクロス…!!」
キメラモンとムゲンドラモンを強制デジクロスしたことで今まで見たことがない程に醜悪で強大なデジモンが誕生した。
「ミレニア…モン…!?」
脳裏に浮かんだ名前を口にする賢。
あのデジモン…何故か見覚えがあるような気がするのだ。
「フハハハハハハハハ!!見たまえ!!何という醜い姿だ!!古のデジタルワールドを暴虐の元に支配したと言われるミレニアモンの再来だよ!!尤も…これだけ多くの意識が混濁しているのだ。狡猾な知恵者だったと伝えられる嘗てのミレニアモンとは違い…そいつは狂気のままに食らい破壊するだけの正に獣だがね…!!君達の夢も!!理想も!!誇りも!!信念も…!!全て心を持たぬ化け物に食らい尽くされて終わるのだ!!!」
「ふざけるな!!お前の思い通りになると思うなよ!!」
サジタリモンSMが叫ぶと、大輔が立ち上がる。
「そうだなサジタリモン。タイキさん、キリハさん。それからヒカリちゃん達も力貸してくれませんか?」
「大輔!?」
「本宮っ…!?」
「ミレニアモンは…あいつらはダークナイトモンに無理やり暴れさせられてるんです。助けてやらないと…!!」
サジタリモンSMが即座にデジクロスを解除して分離、退化し、それを見た大輔がD-3Xを構えた。
「ハハハハハ!!立ち向かうつもりかね!止めた方がいい!!伝説によれば無限の再生と自己増殖を行うミレニアモンは攻略不能なデジモンらしいぞ!?素直に絶望したまえ!!君達はここで死ぬのだ!!奇跡など起きぬっ!!」
「うるせえ!!黙れぇ!!強制デジクロスの力に頼った図体だけの腰抜け野郎が!!!ネネさんは奇跡を起こしたぜ!お前がいつも見下していたネネさんがな!!」
大輔がダークナイトモンに向かって叫び返す。
「ネネさんはお前みたいな最低野郎に人生や心を滅茶苦茶にされても、最後まで諦めたりしないで、足掻いて足掻いて足掻きまくって、お前の計画を妨害する奇跡を起こしたんだ!!」
それを聞いたタイキとキリハの中で何かが沸き上がるような衝動が芽生えた。
「大輔……ああ…ネネは最後まで諦めなかった。だから俺達も最後の最後まで足掻こう!!」
それを聞いたシャウトモンが走り出す。
「兄貴っ!?」
「(何だこりゃあ…!
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