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うちはオビト逆行物語 改 〜逆行?何それ美味しいの?〜
幼少編
うちはオビト逆行物語『変わらぬスタート』
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「ち、ちこくだぁ――――!!」
やばいやばいやばい!
まずはこっからって、ちゃんと早起きして、走ってアカデミーまで来る予定だったのに!
なんで今日に限って、三人もばぁちゃんがいるんだよっ!
朝早いから?俺をいじめているのか?
って、そんなこといってる合間についちまった…。
あぁクソっ、飾りが片されてるよ畜生!
「…なにしてんの、おまえ。」
銀髪で黒い目が特徴的なツンツン頭。
相変わらず、ムカつくやつだぜ…。
「オビト、大丈夫?」
茶髪で茶色い目が特徴的な、可愛らしい女の子。
「…あ、うん、悪い…。」
今更、2人の顔を見て、怖くなる。
本当に、俺なんかにできるのだろうか。
思わず、冷や汗がでる。
でもだめだ、様子がおかしいなんてバレたら。
平常心を保て、” あの時 ,,みたいにすればいい。
「…って、そんな場合じゃなかった!入学式は?もしかしてもう終わっちゃった?」
いきなり変えたからおかしいだろうか。そう思ったものの、どうやら違和感は無かったようで、カカシが無愛想に口を開いた。
「なに言ってんの、飾り外してんだからそうにきまってんじゃん。」
「あぁ…だよなぁ。」
わざと言ったに決まってはいるのだが、ムカつく奴だ、相変わらず。
「あ、待ってオビトこれ、先生から預かっていたんだ。」
「お、サンキューな!リン!」
よかった…やっぱりリンはいい子だ。
カカシがなんか言ってるけど、聞こえないもんな。
「あっ、もうこんな時間か…じゃあ俺帰るな!」
「えっ、これから遊びに誘おうと思ってたんだけど…。」
「わりぃ、今からばぁちゃんと病院なんだ。最近なんか具合悪いみたいで。」
「そっか…お大事にって、言っておいて?」
わぁぁぁぁぁ…天使だ。
待て待て、俺クソキモいぞ。精神年齢いいオッサンだぞ。気持ち悪いにも程があるなこれは。
「ま、いいんじゃない?オビトいない方が人数的にも合ってるし、何時もたいていオビトが鬼になってつまんないし」
…相変わらずとは言ったが、これは流石に聞き逃せないな。
「カカシ…それはいいすぎだよっ!」
「あぁ、リンいいんだ、好きに言わせとけ。」
素っ気なくそう答えると、その言葉に周りにいたやつもギョッとする。
「あのオビトが、挑発に乗らない…だと。」
あ、そっか、忘れてた。
とりあえずこんな空気から逃げたくて俺は、じゃ、と軽く会釈をして、家に帰った。
なんかこれ、失敗したかも…。
実は病院の件は嘘である。
実際にばぁちゃんは風邪だが、そこまで悪くはない。
今日はうちはの敷地内の演習場で術を試す日にしている。
まずは瞳術、初めの写輪眼、万華鏡写輪眼とも普通に開眼した。
じゃあ、自空間で術をためすか…。
とりあえず、家に帰り、ばぁちゃんに遊んでくると伝える。
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