第四十八話 合格してその二十七
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「進学するのよね」
「はい、天理大学に」
「それも宗教学部に」
「そのつもりです」
「大学以外には考えるの?」
「修養科も考えますし」
三ヶ月のこのコースもというのです。
「専修科とかあと色々」
「おみちのことをなの」
「勉強させてもらえるなら」
それでというのです。
「何でもです」
「大学でなくても」
「はい、そのつもりです」
「そうなのね、もう阿波野君は完全にね」
阿波野君自身の言葉を聞いて思いました。
「おみちの子になってるわね」
「そうですか」
「ええ、回廊ひのきしんもさせてもらって」
「おぢばにいますと色々行きたいところもあって」
「そんなに?」
それは少しわからないことでした、おぢばは静かな街で観光名所といいますか行って楽しい場所はそんなにないからです。
「行きたいところあるの」
「この神殿行ったりお墓地行ったり」
そうしてというのです。
「他にも商店街行ったりとか」
「そうしてなの」
「結構以上に楽しんでますよ」
「そうなのね」
「そして今もです」
今現在もというのです。
「こうして先輩と」
「参拝してなのね」
「楽しんでます」
私と一緒に来てくれてというのです。
「この神殿も好きですからね」
「そんなに好き?」
「朝は眠くて嫌ですが」
毎朝の参拝の時はというのです。
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