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人徳?いいえモフ徳です。
三十四匹目
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分厚めにつくったワンピースにティアが触手を延ばす。

すぐにちゅるんと潜り込んで人形になった。

「どう?」

「嬉しいです」

ニッコリ笑ったティアはとっても可愛い。

「えーと…あとは……。あ、パンツとか要る?」

「いえ、これで十分です。具もありませんし」

有るけどな。機能はないけど。

「ご主人様が必要であれば付けますが」

「要らん要らん。あと僕の心を読むな」

「御意」



こうして僕の日常に有能な助手ができた。
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