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許されない罪、救われる心
126部分:第十一話 迎えその十五
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。そうしてその中を潜る。
 するとだった。そこにだ。
 弥生がいた。彼女は学校の制服、冬服の上にコートとマフラーを着てそのうえでだ。病院を出たそこに一人で立っていたのである。
 その彼女を見てだ。如月はまず声を失った。
 そうして目を丸くさせてだ。言うのだった。
「どうして・・・・・・」
「友達だから」
 如月のその驚いた顔を見ながらの言葉だった。

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