第28話:新たな力
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で…何て所までみんなを連れて来ちまったんだ…!!)」
シャウトモンに向けて振り下ろされる蛇鉄封神丸。
「シャウトモーーーン!!」
タイキの叫びが響き渡る。
「っ!!…?…」
目を瞑るシャウトモン。
しかし、降り降ろされたはずの刃が体を貫いた感触がなく、それどころか届いていないのだ。
目を開けると、そこには蛇鉄封神丸に体を埋め、体に亀裂が入ったスターモンの姿があった。
降り降ろされる直前に刀に体当たりを喰らわせ、軌道をずらし、シャウトモンの命を救ったのだ。
「ス…スターモン!!お前っ…!」
「あっ…兄貴ほどの男が何を弱気になってやがるっ…!!それが俺が…俺達が憧れた男の面かよ…!?ったく…しっ…仕方ねぇ兄貴だぜ!兄貴に自信がねえってんなら…この俺が何度だって言ってやる…!!兄貴のドリームは宇宙一クールででイカすぜっ…!!!魂のロックで世界中をドハッピーに盛り上げるんだろぉ!?みんなその夢に惚れ込んで自分達の夢を預けてるんだ!!遠慮なんてしてんじゃねえぇーーーっ!!!」
「…っ!…」
旅する以前から、シャウトモンを慕い、共に戦ってきた友の言葉。
その言葉にシャウトモンの前に立つ、旅の間に出来た仲間達。
「…ああ…そうだぜシャウトモン…!!お前さえ諦めなけりゃ俺達は何度でも立ち上がれるんだ…!!」
「私達だってシャウトモンの夢の続きが見たいよっ…!!」
「男なら信じた道を貫き通すでーーーち!!」
「(此奴等っ…!?)」
ゼンジロウにバリスタモン。
アカリにドルルモン。
コトネにスパロウモン。
大魔殿にいるウィザーモンのブランクだったXローダーが淡く色付き始める。
片方は薄桃色、もう片方は薄緑色。
クロス・コードに反応しているわけではない。
ただ純粋に仲間を想う熱き想いに応えるかのように、更なる力を与える。
「バリスタモン!!」
「ドルルモン!!」
「スパロウモン!!」
「「「進化ーっ!!」」」
進化の光を突き破って現れたのは新たな戦士達。
「アトラーバリスタモン!!」
「イエーガードルルモン!!」
「ラプタースパロウモン!!」
バリスタモンは全身がより大型化しカブトムシに近い姿となり、ドルルモンは全身をマント付きの鎧で覆い、ドリルの槍、巨大な爪のような盾を装備した騎士のような姿に、スパロウモンは腕はなくなったが巨大な脚が生え、名前に違わず猛禽類を思わせる姿になった。
そして一方、インペリアルドラモンHDMはディアボロモンの猛攻によって限界を迎えようとしていた。
「メガデス…!!」
口と背中の大砲から暗黒物質を同時に放つ。
放たれた2つの暗黒物質は
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