暁 〜小説投稿サイト〜
クロスウォーズアドベンチャー
第28話:新たな力
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
で…何て所までみんなを連れて来ちまったんだ…!!)」

シャウトモンに向けて振り下ろされる蛇鉄封神丸。

「シャウトモーーーン!!」

タイキの叫びが響き渡る。

「っ!!…?…」

目を瞑るシャウトモン。

しかし、降り降ろされたはずの刃が体を貫いた感触がなく、それどころか届いていないのだ。

目を開けると、そこには蛇鉄封神丸に体を埋め、体に亀裂が入ったスターモンの姿があった。

降り降ろされる直前に刀に体当たりを喰らわせ、軌道をずらし、シャウトモンの命を救ったのだ。

「ス…スターモン!!お前っ…!」

「あっ…兄貴ほどの男が何を弱気になってやがるっ…!!それが俺が…俺達が憧れた男の面かよ…!?ったく…しっ…仕方ねぇ兄貴だぜ!兄貴に自信がねえってんなら…この俺が何度だって言ってやる…!!兄貴のドリームは宇宙一クールででイカすぜっ…!!!魂のロックで世界中をドハッピーに盛り上げるんだろぉ!?みんなその夢に惚れ込んで自分達の夢を預けてるんだ!!遠慮なんてしてんじゃねえぇーーーっ!!!」

「…っ!…」

旅する以前から、シャウトモンを慕い、共に戦ってきた友の言葉。

その言葉にシャウトモンの前に立つ、旅の間に出来た仲間達。

「…ああ…そうだぜシャウトモン…!!お前さえ諦めなけりゃ俺達は何度でも立ち上がれるんだ…!!」

「私達だってシャウトモンの夢の続きが見たいよっ…!!」

「男なら信じた道を貫き通すでーーーち!!」

「(此奴等っ…!?)」

ゼンジロウにバリスタモン。

アカリにドルルモン。

コトネにスパロウモン。

大魔殿にいるウィザーモンのブランクだったXローダーが淡く色付き始める。

片方は薄桃色、もう片方は薄緑色。

クロス・コードに反応しているわけではない。

ただ純粋に仲間を想う熱き想いに応えるかのように、更なる力を与える。

「バリスタモン!!」

「ドルルモン!!」

「スパロウモン!!」

「「「進化ーっ!!」」」

進化の光を突き破って現れたのは新たな戦士達。

「アトラーバリスタモン!!」

「イエーガードルルモン!!」

「ラプタースパロウモン!!」

バリスタモンは全身がより大型化しカブトムシに近い姿となり、ドルルモンは全身をマント付きの鎧で覆い、ドリルの槍、巨大な爪のような盾を装備した騎士のような姿に、スパロウモンは腕はなくなったが巨大な脚が生え、名前に違わず猛禽類を思わせる姿になった。

そして一方、インペリアルドラモンHDMはディアボロモンの猛攻によって限界を迎えようとしていた。

「メガデス…!!」

口と背中の大砲から暗黒物質を同時に放つ。

放たれた2つの暗黒物質は
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ