光人間、ヒーローに出会う
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個性が発現してから三年が経過した。あれから光人間の能力を磨きに磨き、黄猿の技である八咫鏡(やたのかがみ)が完成した。更に六式の特訓も怠らなかった結果、月歩と剃が使えるようになった。両親に初めて月歩と剃を見せた時の反応は中々に面白かった。個性でも無いのに空を飛んだり、高速移動したりすれば驚きもする。かなり騒がれたが、個性の副産物みたいなものと言って何とか誤魔化せたので良かった。
着実にヒーローになる為の力を得れてる実感があっていい気分なのだが…一つ不満がある。未だにヒーローと出会えてないのだ。俺の住む街はヴィランの数が少なく、故に事件発生数が他に比べて桁違いに少ない。となればそれを収めるヒーロー達の数も少なくなってしまう。その為、ヒーローに出会う機会が減ってしまうのだ。七年も生きてて未だに出会えないなんて…一応両親はヒーローだったが、引退したヒーローはノーカンだろう。いっその事ヒーローの事務所に行って会いに行く手もあるが、悪と戦っているヒーローの姿を見てみたいという残り僅かに残った少年心がその手段を拒否してくる。どうしたらヒーローに出会うことができるのか…なんて事を考えながら下校途中の高架下を歩いていると何かを気配を感じた。そして次の瞬間…
「こいつはツイてる、ガキが一匹か。中々に美味そうだ」
ヤバそうなのが現れた。異形系の個性だろう、二メートルはあろう身長に角生やした筋骨隆々男が現れた。鬼の個性か何かだろうか。手には大ナイフ…そこは金棒だろ。何故ナイフ?そんなデカいナイフどこに売ってんだよ。金棒の方がまだ手に入れやすいぞ。ま、それはいいとして
「何か用?」
「随分と落ち着いてんじゃねーか。 俺はなビビりにビビったガキを食すのが大好きなんだよ」
ニタニタしながら変態な事言いやがった。命名『狂ったショタロリ殺人鬼』。
「見ての通りビビってないのでお引き取り下さい」
「おいおい何普通に通り過ぎようとしてんだ、今俺は腹ペコでな…ビビってようがいまいがガキならどうでもいんだよ!てめぇを食らって腹ごしらえだ!ニッヒヒ」
お前の姿見れば大抵のガキはビビるからさっさとビビるガキを探しに行ってこい。そこな辺結構いるから。後俺見た目はガキでも精神年齢20歳すぎてるから。あんたの腹ごしらえになるかどうか…あ、変な事考えてたら刺されてた。
「ヒヒッ!ガキの串刺しいっちょ上がり!…ん?」
ま、出会った瞬間から光人間稼働中だったから意味無いけどね。武装色手に入れてから出直してこい。
「ど、どうなってる!?刺さってる筈なのに!!?」
「よく考えろ個性だ」
「チィ!化け物か!」
あんたにだけは言われたくない。変態ショタロリ殺人鬼め!
「終わりにしよっか、さよーなr「わーた
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