121部分:第十一話 迎えその十
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族も来ないし」
俯いたまま話すのだった。
「それに。友達もいなくなったし」
「そうなのね」
「やっぱり。そうですよね」
俯いているその表情はだ。話せば話すだけ暗くなっていっていた。
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