第七千五百十話 海軍は後で
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第七千五百十話 海軍は後で
ドイツの上司の人は欧州制覇、生活圏の確保を考えていました。その為には陸軍と空軍だけでなくです。
「海軍もだが」
「そちらはですね」
「後だ」
こうドイツに言うのでした。
「無論大海軍を建造するが」
「まずは陸軍と空軍ですか」
「我々は大陸の国だ」
欧州の中心にあるからです。
「だからだ」
「まずは陸軍と空軍ですね」
「そしてそちらが充実してだ」
ある程度の状況になってからだというのです。
「それからだ」
「海軍の建造ですか」
「それまで待っていることだ」
上司の人はドイツに確かな声で宣言しました。
「一九四五年までには揃える」
「ではまずはですね」
「陸軍と空軍だ」
本当に海軍は後回しでした、そしてそのまま戦争に入ってしまってそのうえでドイツ海軍の再建は殆ど進まないことになるのでした。
第七千五百十話 完
2019・1・8
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