第21話:デート
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ヒカリは大輔の額に触れた。
キュートモンによって治療されたことで傷跡はないが、自分のために出来た傷があった場所。
「凄く大事…だからさ…その、俺の傍にいて…俺にヒカリちゃんを守らせてくれないかなあ…?」
大輔からの告白を受けたヒカリは顔を赤らめながら頷いた。
「でも、守られてばかりは嫌。私も大輔君を支えられるように頑張るから…アカリさんみたいに大好きな人を支えられるように…」
「ヒカリちゃん…」
「あの〜、大輔」
「ヒカリ…そろそろ丁度いい時間じゃないかしら?」
「え?あ、うん…そうだね…あ!!」
「ん?あ…」
向こうを歩いているのは多分この世界の大輔とヒカリだった。
自分達とは違う歴史と人生を歩んでいる自分達。
それでも2人の穏やかな表情を見て、2人の仲は良好くらいなのは分かった。
「大輔、ヒカリ。良いのか?追わなくて…?」
「良いんだよ、俺達は俺達…あっちの俺達にはあっちの俺達の未来があるんだ。」
「…うん、私達には私達の未来があるよね…行こう大輔君」
「ああ、それじゃあ賢にもメールしたし、早くタイキさんと合流…」
次の瞬間、向こうから凄まじい轟音が響き渡った。
「!?」
「何!?」
「大輔、デジモンの気配だ!!」
「急ぐわよ、この世界でデジモンに暴れられたら大変なことになるわ!!」
「うん…行こう大輔君!!」
「ああ、一緒にな!!今ならどんな相手にも負ける気がしねえ!!」
ヒカリと共に駆け出し、心に想いと新たな力が高まっていくような感覚を覚える大輔。
途中で賢とワームモンと合流して爆発地点に向かうのであった。
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