第20話:並行世界
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を歩く気!?」
「そんな格好って…本人に失礼だろ」
「駄目駄目!折角だからうんとカッコ良くしようよ!!」
「生き生きしてるなぁ」
「ていうか、ウィザーモン。流石にそれはねえわ」
「僕もそう思う」
「もう少し見た目に拘ろうよ?」
「むう…」
大輔達にも駄目出しを喰らい、オタクから元の姿に戻り、アカリとテイルモンを見遣る。
「(女心ってよく分からない…)」
「あ!あのジャケットイケてない!?」
「悪くはないけど派手すぎてイメージがねえ…あいつなら似合いそうだけど」
アカリとテイルモンがウィザーモンの相応しい姿を探しまくっている。
「にしても…どうしてこんなに古いんだ?まるで未来に来ちまったような…ん?」
「大輔君、どうしたの?」
「あそこ、ヒカリちゃんの…」
指差した先はヒカリ達八神一家が暮らすマンションの一室にいる女性は…。
「あれは…何かヒカリに似てないか?」
デジモン故に視力がいいブイモンが呟く。
向こうではウィザーモンの人間の姿が決まり、人間の姿となったウィザーモンを見てテイルモンが誉めていたが…。
「何ですって?ちょっと見せてみなさい…何か持ってる…ウィザーモン。少し拡大出来ない?」
「分かった」
ウィザーモンが魔法で水晶なような物を作り出すと、女性のいる一室を映し出した。
「ヒカリさん…?」
賢が呟いたようにその女性はヒカリにそっくりであった。
ヒカリが成長すればこのような姿になるだろうと思えるくらいにそっくりである。
女性の持つ物を見たテイルモンは目を見開く。
「ヒカリのDー3…!!間違いない…あれは私のパートナーのヒカリよ!!」
久しぶりにパートナーの姿を見たからか、テイルモンの表情が綻ぶ。
しかし大輔達からすれば自分達の置かれている状況を知ってしまうことになる。
「「………」」
「まさか、ここは僕達からすれば未来…しかもこっちの大輔達とは違う歴史を歩んだ世界なのかも…」
「え?え??どういうこと?」
「未来とか違う歴史って何のことだ?」
「タイキさん、今…平成何年でしょうか?」
「え?今は201X年だろ?」
「つまり…約10年後…僕達は2002年の夏にデジタルワールドに来たんですよシャウトモン達のいる」
「2002年〜!?10年以上も違うじゃない!?じゃあここはヒカリちゃん達からすれば未来ってこと〜!?」
アカリが大輔達が約10年前の人間であることに驚愕している。
「ただの未来ならまだ受け入れようがあるんですけど、ここの大輔とヒカリさんのDー3はDー3Xに変化してるから…多分、この世界は僕達からすればパラレルワール
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