第19話:ゴチャゴチャ
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…当時ブイモンだったあいつはね。」
「当時ブイモンだった…?」
「ええ…あいつはマグナモンに進化して、ウィザーモンがデジモンの形を保てるようになった時、実力と信念…今までの冒険の功績を認められて、ロイヤルナイツ入りを果たしたの。今ではロイヤルナイツの守りの要なんて大層な位置にいるわ」
「え?進化したのか?この世界には進化がないんじゃ…」
「…いつの間にか進化の概念がデジタルワールドでは消えていたのよ。私も何故か今では進化出来なくなったし、多分、私が知る限り…ブイモンがマグナモンに進化したのがデジモン最後の進化ね」
「俺達の世界のデジタルワールドにはありふれた力なんだけど…何とか向こうに行けるコードクラウンが見つかればなあ」
「あ、でも…コリドーゾーンのコードクラウンが手には入ったから私達も現実世界に帰れるよ」
ヒカリはコリドーゾーンのコードクラウンは手には入ったから、現実世界に帰り、電車などで帰ればいいと考えている。
ヒカリはタイキ達も自分達と同じように、この自分達の知るデジタルワールドとは違う歴史のデジタルワールドに飛ばされたのだと勘違いしていたのだ。
「お待たせしました。」
「あ、サンキュー。ショートモン」
ウィザーモンとテイルモンにケーキと紅茶を出すショートモンに礼を言う。
「にしても、こっちのブイモンは今どうしてるんだ?」
「知らないわよあんな腐れ蛙、あいつはロイヤルナイツで私はそこら辺にいるデジモンの1体に過ぎないもの。身分に違いがありすぎて昔みたいに会うことも出来ないわ。ふん!!まあ、ムカつくけど実力は高いあいつのことだからバグラ軍とどこかのゾーンで戦ってるんじゃない?噂によればミストゾーンに潜伏して三元士のリリスモンと戦っているらしいわよ」
「リリスモンと!?ブイモンは大丈夫なのか?」
「大丈夫でしょ、あいつの実力だけはそこそこ信頼出来るし、少なくてもロイヤルナイツに入れるくらいの実力があるんだから1対1ならリリスモンにだって簡単に負けないわよ」
「ブイモンのこと信じてるんだねテイルモン。」
「まあね、喧嘩ばかりだったけどあいつがいなかったら、ウィザーモンのデータ集めもまだ終わっていなかったかもしれないし」
「こっちの世界のブイモンかあ…会ってみたいなあ」
「あいつの身分が身分だしね。正直姿をチラッと見れればラッキーってとこじゃない?」
「いやあ、俺ってそこまで凄いのか〜」
「お前じゃないぞ、こっちのお前だぞ」
鼻高々と言いたげなブイモンの表情を見て、大輔がツッコむ。
テイルモンはケーキを一口食べてぽややんとしている。
「やあ!待たせちゃって悪いね!疲れちゃってさっきまで休んでてさ…君達が俺に用があるっ
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