第二章
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こんな所でメソメソしないで!全く、こちらが恥ずかしくなりますわ。」
「エル、それちょっと酷くない?」
「何を言いますの?曲がりなりにも伯爵なんですから、こんな人前で泣くなんて…恥ずかしいに決まってるじゃありませんか。酷くなんてありませんわ!」
「また言った!君だって女のクセに何かと口煩く言い過ぎなんだよ!」
「何ですって!」
今度は言い争いに発展したため、マルクアーンは眉をピクリとさせて言った。
「お前達、場を弁えぬか!続きは部屋にでも入ってから存分にするが良かろうが!」
大賢者に叱りつけられ、二人はしょんぼりして「申し訳ありません…。」と項垂れて言ったため、ルーファスは今にも噴き出しそうになった。
そんな笑いを堪える師を、やれやれと言った風に見る弟子のヴィルベルト…それを見ていた宿の女将は、既に堪え切れずに噴き出していたのであった。
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