変革のラストナイト
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「あれ? 学生なのがそんなに驚くことかな……日本の年齢的に、はやてん達も中学校に通ってて当然なんじゃないの?」
「あ、あはは……すみません、最近全く通っておりません」
「あのね……連邦が管理局や管理世界に対して抱いてる不満は、はやてんのような子供が任務やら仕事やら勝手にターゲットにされてるやらのせいで、満足に学校に通えなくなってる点も含まれてるんだよ?」
「返す言葉もあらへんなぁ。でも、それならレヴィちゃん達はどうなんよ?」
「ボク達はマテリアルだから見た目通りの年齢じゃないって、連邦の人達に理解してもらってるから大丈夫。それに、いざとなれば“大人モード”でごまかせるから初対面の人でも問題ナシ!」
「大人モード?」
「ふふん! ボクの大人モードはすっごいぞ〜! バインバインだぞ〜!」
バインバイン。
「むっちむちだぞ〜!」
むっちむち。
「皆曰く“ないすばでぃ”なんだぞ〜!」
ないすばでぃ。
「まあいつか使う時が来たら、その時にご覧あれ!」
ヤ、ヤヴァイ。大人モード……うわぁ、すっごく魅力的なワードやし、今すぐ見てみたい! それに……ぐふふ……。
「おっと禁断症状が。え〜話がそれてもうたけど、サクラちゃんも無事やったんやね」
「今だからこんな風に言えるけど、あの時はその後も含めて色々大変だったんだよ? 詳しい説明は後にするけど、結論だけ言えばあの場にいた人は全員助かったんだ」
「全員ってことは、ジャンゴさんも?」
「あ〜……うん。一応」
「なんや、歯切れ悪いなぁ」
「あの人だけは事情が違ってね……まあ、二人の身柄を世間から隠してた理由も後で話すよ。とりあえず雑談はこのぐらいで切り上げて、はやてんもそろそろ寝たら? フェンサリルまでまだ時間かかるし、ボクも色々やることあるし」
なるほど、確かに艦長やさかい入国手続きとかせなあかんのやろう。あんまり長々と引き留めるのも悪いか。
それに行き先をしっかり教えてくれたし、大人モードも期待させてくれたし、安否が不明だったジャンゴさんとサクラちゃんの無事が知れただけでも十分儲けものや。
話を切り上げてレヴィちゃんが部屋を去った後、私はまるで吸い寄せられるようにお布団に入ると、あっという間に眠りに入ってしまった。毎日毎日アンデッドの襲撃で常に寝不足気味やったさかい、こうしてゆっくり休めるのはもうホント、ガチで久しぶりやねん……おやすみなさい。
「あ、もしもしサクラ? 今大丈夫? うん、今エルザでそっちに向かってるところ。……え? それホント!? 良かったぁ〜! ラジエルの報告は本当だったんだね! 想定より早く済んだのは、やっぱり太陽仔だからかな? そうそう、実
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