第74話
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ネは謙遜した様子で会釈をした。
(さすが有名みたいね…………)
(あれ…………?でも、教官達って2年前の内戦や”七日戦役”という戦争でエレボニアの貴族の軍と敵対していたのよね…………?)
(そ、そういえば…………その割には友好的よね?)
(まあ、どちらの戦争もカイエン公やアルバレア公の暴走だったからな…………)
(主君筋の愚行を止めたという意味で感謝している向きもあるみたいですね。)
(ノーザンブリアで市民達に危害を加えようとした兵士達を”峰打ち”した事や暴走する人形兵器を数百体倒したのも大きいと思います。後はカイエン公やアルバレア公の愚行によって勃発したメンフィル・エレボニア戦争―――”七日戦役”勃発から1週間という常識では考えられない早さで”和解”という形へと導いたことにも感謝していると思います。)
(ハッ、ご苦労なこって。)
地方軍の兵士達がリィンとセレーネに対して友好的に接している事を見て首を傾げているユウナとゲルドの疑問に答えたクルト達の説明を聞いたアッシュは鼻を鳴らしてリィンとセレーネを見つめてあ。
「開門!客人方をお通しせよ!」
「どうぞお通り下さい。准将閣下がお待ちです。」
その後リィン達は地方軍の兵士の誘導によって応接室に通された。
〜応接室〜
「あ……あの人って確か……!」
「やはり………」
「?二人はあの人達の事を知っているの?」
応接室に通され、ソファーに座っている人物達の中にいるクレア少佐を見つけてそれぞれ反応を見せたユウナとアルティナを見たゲルドは首を傾げ
「クレア少佐…………それにパトリックも。」
「お久しぶりですわね、パトリックさん。」
「ああ、二人ともあの内戦以来になるね。二人とも相変わらずのようで何よりだよ。」
「…………ご無沙汰しています。リィンさん、セレーネさん、Z組の皆さんも。」
リィンとセレーネに視線を向けられたクレア少佐の隣に座っているパトリックは親し気な様子でリィンとセレーネに声をかけ、パトリックに続くようにクレア少佐もリィン達に声をかけた。
「お久しぶり、クレア少佐。クロスベルじゃ会えませんで――――あ…………」
(………そういえば彼女はオルディスで…………)
(潜入していたエレボニアの諜報関係者の救出作戦の指揮を任された結果、エステルさん達に撃退され、その結果任務は失敗したそうですね。)
(あの人がこの間の特別演習の時の……)
クレア少佐に声をかけたユウナだったがある事に気づくと気まずそうな表情をし、クルトとアルティナの小声の会話を聞いていたゲルドは静かな表情でクレア少佐を見つめた。
「ああ、TMPの美人将校さんッスか。オルディスじゃまんまとクロス
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