幕間三十二:予約って押さえ込み?
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心桜「こんちわー! つっちゃー居る?」
七夏「はーい☆」
笹夜「こんにちは♪ 心桜さん♪」
心桜「笹夜先輩! お早いお付きで!」
七夏「ここちゃー☆ いらっしゃいです☆」
心桜「あれ? 笹夜先輩、それはお手紙ですか?」
笹夜「ええ♪」
心桜「ではでは、そのまま読み上げてくださいまし」
笹夜「はい♪ 『ペンネーム、枕の掃除さん』」
七夏「えっと、随筆?」
心桜「今回は幕間だと思うよ。どした? つっちゃー?」
笹夜「心桜さん、気付いてないのかしら?」
心桜「枕の掃除さん・・・あ゛〜〜〜!!!」
七夏「ひゃっ☆」
笹夜「きゃっ!」
心桜「このあたしがぁ〜!!! さて、笹夜先輩、続きお願いします!」
笹夜「え!? ええ♪」
七夏「ここちゃー切り替え早い」
心桜「ん? 何か?」
七夏「え!? えっと・・・」
笹夜「続き、いいかしら?」
七夏「は、はい☆」
笹夜「『心桜さん、七夏さん、笹夜さん、こんにちは! 突然ですけど勝手な予約ってどう思いますか? 家の子がお風呂に入るって話しておきながら、全然入らないから、私が先に入るよって話すと、今から入るって急に慌てて割り込んできたり、座席に先に荷物を置いたままにしてから、注文を行ったりしているみたいで、これってこのまま放っておくと良くないと思ってますけど、皆様はそう思いませんか?』」
心桜「これは、押さえ込みだね」
笹夜「そうなりますね」
七夏「押さえ込み?」
心桜「つっちゃー、予約・・・って言えば分かる?」
七夏「はい☆ ご予約です☆」
心桜「いやいや、そんな丁寧な事ではないでしょ?」
笹夜「予約が認められている訳ではないですので」
心桜「これも、ちょっとくらいなら許容範囲だと思うけど」
笹夜「許容範囲・・・具体的にはどのくらいかしら?」
心桜「そだね・・・あたしなら、5分まで、つっちゃーは?」
七夏「え!? 10分くらいかな?」
心桜「お、優しい! 笹夜先輩は?」
笹夜「3分かしら?」
心桜「おっ! 厳しい!」
笹夜「そうかしら? 3分って待ってみると結構長いと思います」
心桜「確かに、ウルトラ星人なら、そんなに待ってられないよね?」
笹夜「え!?」
七夏「うるとら?」
心桜「あーなんでもない! ・・・って事は、三人の平均で考えると・・・えっとー・・・」
七夏「・・・・・」
笹夜「・・・・・」
心桜「・・・つっちゃー、お願いっ!」
七夏「6分です☆」
心桜「早っ!」
笹夜「(5+10+3)÷3=6」
心桜「はは・・・答え聞くと簡単なんだけど」
笹夜「心桜さん、どのように計算しようとしたのかしら?」
心桜「5と10の間が7.5で、それと3の中間を考えようとして・・・」
七夏「それだと、答えは5.
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