第三十七幕:未来を写す虹?
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昨日は天美さんのことで色々とあったけど、今日はいつもどおりの朝・・・という訳ではなく・・・。
時崎「う・・・ちょっと、食べ過ぎたかな」
少し胃がもたれている。昨日、七夏ちゃんと凪咲さんが「肉じゃが」を作ってくれたけど、いつもよりも多めに作ったみたいで、俺は二人分は頂いてしまった。美味しいと言うと、七夏ちゃんはとても喜んでくれるのでつい・・・まあ「可愛い」という言葉で喜んでくれないのなら、こういうところで頑張らないと。
時崎「もう少し、横になっていようかな」
そのまま、目を閉じる。しばらく休んでいると、蝉の声が聞こえ始めたけど、今日はもう少しお休みしていたい。蝉の声を絶つように布団に頭ごと潜り込む。しばらくお休みしていると、蝉の声に混じって女の子の声が聞こえた。
七夏「柚樹さん☆」
時崎「ん? 七夏ちゃん?」
七夏「おはようです☆」
時崎「おはよう」
七夏ちゃんが起こしに来てくれたから、頑張って起きる事にする! 食べ過ぎた事を悟られないよう、いつもと同じようにを意識して。
七夏「くすっ☆ まだ眠たいですか?」
時崎「いや、もう起きるよ! ありがとう!」
七夏「はい☆ 朝食の準備できてますので、1階に来てくださいです☆」
時崎「ああ」
七夏ちゃんはそう話すと、そのまま部屋を出てゆく。これがいつもどおりになってしまって良いのだろうか? いつもと言えば、七夏ちゃんは今日も午前中に宿題を済ませるだろうけど、午後は何か予定があるのだろうか?
今日は七夏ちゃんと一緒に過ごせるといいなと思う。後で、七夏ちゃんに午後の予定が空いているのか訊いてみよう!
1階へ降りて顔を洗い、居間へ向かう。
凪咲「おはようございます」
時崎「おはようございます! 凪咲さん!」
七夏「柚樹さん! どうぞです☆」
時崎「ありがとう。七夏ちゃんも一緒に」
七夏「はい☆ ありがとです☆」
時崎「う・・・」
七夏「あっ! えっと・・・やっぱり、他のが良かったかな?」
目の前には、昨日沢山食べた「肉じゃが」が、結構なボリュームで置いてあった。
凪咲「ごめんなさいね。少し多めに作ってしまって・・・」
時崎「いえ! 美味しかったですから!」
七夏「私も頑張って頂きますので☆」
時崎「よし! いただきます! おっ!?」
七夏「あっ!」
時崎「昨日よりも美味しい?」
七夏「はい☆」
カレーは一晩寝かせると美味しくなると聞いた事があるけど、「肉じゃが」もそうなのかな?
時崎「昨日よりも味が豊かになってると思う!」
七夏「はい☆ 良くなってます☆」
凪咲「肉じゃがを美味しく作るには、鍋止めする事なのよ♪」
七夏「はい☆」
時崎「なるほど。それで沢山作っていたの
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