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許されない罪、救われる心
112部分:第十一話 迎えその一
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なことを言ってきたのである。
「それで」
「別に」
 如月は俯いて返した。
「何もいりません」
「いらないのね」
「あの」
 俯いて顔を向けないが。それでも問うた。
「私、一体どうなったんですか」
「入院してるんだけれど」
 看護士が答えたのはこういうものだった。
「それがどうかしたの?」
「あの時公園で襲われて」
「凄い怪我だったのよ。もうね」
「そうなんですか」
「けれど幸い命に別状はなかったわ」
 それはだというのだ。

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