暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2280話
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だけ考える様子を見せたが、すぐに納得したように頷く。
 カイにしてみれば、結局のところ今の状況について色々と思うところもあるのだろうが……それ以外にも、何か考えている事はあるのだろう。
 それに、俺がルナ・ジオンの人間だと誤解している節もあるし。

『イザーク、聞こえているな?』

 と、カイと話していると、不意にそんな声の通信が割り込んでくる。
 それが誰の声なのかというのは、それこそ考えるまでもなく明らかだろう。

「どうした、ブライト」
『これから、ルナツーに寄って食料や水を補給して貰う事になった』
「そうか、避難してきた人数も多いから、助かるんじゃないか?」

 俺の言葉に、映像モニタに映し出されたブライトの表情は不満そうなものに変わっていた。

『お前の仕業か?』
「それは否定しない。……けど、さっきも言ったが、ホワイトベースに避難してきた人数も多いんだから、食料や水はあった方がいいだろ?」
『それはそうだが』

 俺の言葉に、理解は出来るが納得はしたくないとった様子を見せるブライト。
 連邦軍の士官候補生としてのプライドもあるし、元々連邦軍の軍事基地だったルナツーを占拠して、その上で何を恩着せがましくといった事もあるのだろう。

「取りあえず、避難民達を飢えさせない為にも、ここは素直に向こうの言葉に甘えておいたらどうだ? それと、パプア級が沈んだ場所に、何かまだ使える物があるかもしれないから、色々と探したい」
『……分かった』

 不承不承ではあるが、ブライトは俺の言葉に頷くのだった。
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