第13話:同盟
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式を始めよう…!!新たなる闇の歴史が今これより紡がれるのだ!!」
奥まで辿り着くと、そこには水晶に閉じ込められた…。
「どこかネネさんに似てる…まさかあの子が…?」
「そうよ、あれが私の妹のコトネよ」
花を握り締めて眠るコトネを見て、まるで彼女が閉じ込められた水晶が棺のように見えた。
一方、スイーツゾーンで今までのことを聞いたヒカリは震えていた。
「そんな…私が私が捕まったから…大輔君が…私のせいで…」
「ヒカリのせいじゃないわ!!悪いのはダークナイトモン達よ!!」
「そうだヒカリ君!!君は何も悪くないじゃないか!!」
「早く…早く助けに行かないと!!」
「どうやってだ八神ヒカリ?まず問題点は2つある。1つはダークナイトモン達の居場所、もう1つはどうやってゾーンを渡るつもりだ?コードクラウンが無いだろう?」
「そ、それは…」
「何とかしてその問題点をクリアしない限り大輔達は助け出せない。なあ、スパロウモン…お前、ネネのデジモンだろ?行き先に心当たりはあるんじゃないか?」
「…多分、レインゾーン…」
「レインゾーン…そこがダークナイトモン達のいるゾーンか。後はレインゾーンに行くためのコードクラウン…なんだよな…スイーツゾーンのコードクラウン…レインゾーンに繋がってないかなあ」
「あまり安易な希望に縋らん方が良いぞ」
ブイモンがスイーツゾーンのコードクラウンを見つめるが、キリハはあまり期待しない方がいいと言う。
「うがーっ!こうなりゃあ、気合いだっ!みんなゾーンの果てまで走れーっ!!」
悩みすぎて頭がバーストし、自棄を起こしたシャウトモンが叫ぶ。
「(アホだっ…!!タ…タイキは何でこんな奴の夢のために…!?)」
「もう、気合いと根性でどうにかなるレベルじゃないんだけどなあ…」
最早これには流石の賢も苦笑するしかない。
「モニ?」
【え?】
声が聞こえて全員が振り返ると、そこにはモニタモンの赤ちゃん版と言えそうなデジモンがいた。
「モニ!」
「このデジモンはネネさんがいつも抱えていたデジモンじゃないか」
賢がこのデジモンの目線に合わせるように屈みながら言う。
「モニモン!何でこんな所に…?」
スパロウモンが尋ねると、モニモンの顔にネネの映像が映る。
「…なさんがこの映像を見ているということは、大輔君が私達に捕らえられ…ダークナイトモンが自らの野望を叶えようとしていることでしょう…そうなれば最早、彼を止めることは誰にも…例え皇帝バグラモンにすら出来ないでしょう。だからせめて…あなた達には真実を知ってもらい…彼の目の届かぬ所へ逃げて欲しいの…!!」
それは…モニモンに残しておいたネネか
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