暁 〜小説投稿サイト〜
妖精のサイヤ人
第一話:茜色の少年
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レは!アレを見て誰もが思ったんじゃないかな?『あ、この子強い』って!ここに来る前にどこに居たんだろうね?旅人って子供でもああなのかな?」


「ネロくんかぁ…子供たちの相手をしてくれているから助かっているわね。今日だって子供たちと鬼ごっこしていてね、ネロくんはいい子だなぁって思って眺めてたら気づいたのよ、足を止めないでずっと走っていたの!いくら子供は元気だからって一回は隠れたりして休憩入れるのにあの子は隠れたりせずにずっと走っていたの。一回は止まってもいいだろうに、なんであんなに走れるのかしらね?ここに来る前になにかスポーツでもしていたのかしら…」



「ネロお兄ちゃんは凄いんだよ!さっきわたし、何回か転びそうになるときに絶対に手を取ってくれるの!距離があったとしてもすぐに助けてくれる!どれだけ速いんだろう?けど追いかけっこするときはあんなに速かったりしないよね…なんでもっと速く走らないかな?あんなに速いなら鬼になる必要もないのに…」

「ネロ兄ちゃん?……羨ましいかな、だっておれよりもあの子と仲がいいんだもん。髪の色が似ているからってあんなに仲良くなれるのかな…おれもエルザと仲良くしたいなあ…」



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