暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2278話
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イロットが全員ジオン軍のMSパイロット並の技量を持っているのなら、その作戦は完璧に機能しており、シャアをここで倒す事も恐らくではあるが出来ただろう。……俺の個人的な事情としては、ここでシャアを倒されると困るのだが、それはともかくとして。
 だが、ブライト達にとって最大の誤算は、やはり素人を本職のMSパイロットと同じように考えていた事だろう。
 だからといって、リュウ、ジョブ、メリルのようにMSの操縦が出来るパイロットをガンナーに持っていくと、ガンタンクそのものがまともに動けなくなる……どころか、場合によってはホワイトベースに向かって突っ込んでいく可能性すらあった。
 それを考えれば、今回の一件は仕方がなかったんだろう。
 残る可能性としては、リュウ、ジョブ、メリルのうち2人を1機のガンタンクのパイロットとして使うのもあったが……その場合、ガンタンクという優秀な射撃戦力が減る事になってしまう。
 ガンタンクが持つ低反動キャノンは、両肩に装備されているので1機で2門。
 つまり、ガンタンクが1機しか出撃していない場合、本来なら6門の低反動キャノンが2門になってしまう。
 ブライトやパオロといった面々は、恐らくその辺を考えたのだろう。
 シャアを沈める為には、それが最善だと判断し……そして結果として、最悪の結末に辿り着いてしまった。

『おい、イザーク。どうするんだよ!』

 焦ったカイの声に、どうするか考え……例え俺の個人的な思惑を抜きにしても、ここで攻撃をしないという選択肢は存在しなかった。

「もう攻撃してしまったものは仕方がない。攻撃しろ! ただし、まだMSが補給されていないだろうことを考えると、パプア級に攻撃を集中させろ!」

 そう、通信で叫ぶのだった。
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